PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

#映画レビュー

「ホドロフスキーのDUNE」はホドロフスキーの「DUNE」の脳内上映会への入り口

「ホドロフスキーのDUNE」がいよいよ公開されました。フォス、ギーガー、メビウス、ダン・オバノン、ピンクフロイド、マグマら豪華スタッフやサルバドール・ダリ、オーソン・ウェルズ、ミック・ジャガーら豪華キャストを集めて準備を進めたものの、ついに撮…

「ホドロフスキーのDUNE」 ピンクフロイド、マグマ、ギーガー、メビウス、ダリ!

SF文学の不朽の名作「DUNE」の実現しなかった映画化構想を、監督のアレハンドロ・ホドロフスキーほか当時のスタッフたちへのインタビューを中心に構成したドキュメンタリーフィルム「ホドロフスキーのDUNE」が東京国際映画際で上映されました。来春劇場公開…

「私は猫ストーカー」

星野真里主演、鈴木卓爾監督『私は猫ストーカー』予告 浅生ハルミンの2005年上梓のエッセイ「私は猫ストーカー」が映画化されていて気になっていたのですが、唯一の上映館である新宿シネマートでの上映期間が14日までだったので、なんとか滑り込みで見てきま…

「狂い咲きサンダーロード」

俳優の山田辰夫が亡くなりました。「おくりびと」とかけっこうメジャーな作品にも出てるんですね(初めて知りました・・・)。私にとって山田辰夫と言えば、主演デビュー映画、1980年の石井聰亙監督の「狂い咲きサンダーロード」しかない(しか知らない!)…

「ピンク・フラミンゴ」がまさかの無修正でDVD化か?

ジョン・ウォーターズ(John Waters)監督の出世作「ピンク・フラミンゴ(Pink Flamingos)」のDVDが5月30日に新装版「ピンク・フラミンゴ<ノーカット特別版DVD BOX>」としてリリースされたのですが、その宣伝コピーが「伝説のカルト作がまさかの無修正&…

「俺の流刑地」

あの渡辺文樹(渡邊文樹)監督に密着取材したドキュメンタリーということへの期待が大きすぎたこともありますが、内容は ちょっとがっかり・・・。 もちろん演出のうちなのでしょうが、村上賢司監督は、対象である渡辺文樹監督に対し常に腰が引けています。 …

渡辺文樹六作品一挙上映会 in YOKOHAMA

映像作家というよりいろんな意味での上映パフォーマンスも込みで自己表現をしている総合芸術作家渡辺文樹(渡邊文樹)の上映会「渡辺文樹六作品一挙上映会 in YOKOHAMA」が横浜市青葉区役所併設の青葉公会堂を中心に開催中です。とくに本日は天皇暗殺がテー…

メタ映画としての「御巣鷹山(渡辺文樹監督)」

メタ映画と言うものがあるのかどうか知りませんが、渡辺文樹(渡邊文樹)「御巣鷹山」はまさにメタ映画と言える、ある意味「すごい」作品と言えましょう。「御巣鷹山」が、というのは渡辺文樹作品ではそれしか見たことないからで、他の作品も同じような傾向…

「突撃!博多愚連隊」(石井聰亙DVD-BOX)

石井聰亙の初期作品がDVD-BOXセットとして発売されました。初期6作品と特典映像DVD、「爆裂都市」サントラCDという豪華セットで、改めてじっくりと作品に触れる良い機会かと思います。発売当日はオールナイトの上映会も実施されたようですが、私はのんびりと…

アンダルシアの犬

ダリ回顧展でエンドレス上映中。ルイス・ブニュエル監督、ブニュエル、ダリが脚本という15分ほどのモノクロムービー。2人の夢を映像化したというものらしいですが、シュールリアリズム映画の代表作ですから、まさにシュールの一言。私には解釈不能ですが(だ…

石井聰亙「鏡心」

石井聰亙の最新作(といっても2005年発表)が、監督のみならず自ら脚本、編集を手がけた「鏡心」。 生き方に思い悩む女優が臨死体験によって新たな自分に気づくというストーリーそのものはなんということはないですが、心の中にするりと入り込むような、「感…

石井聰亙「高校大パニック」の音楽はスペースサーカス

「爆裂都市」「逆噴射家族」などの名作がある石井聰亙のデビュー作は「高校大パニック」(1976年)という8mm映画なのですが、これを1978年に35mmでリメイクした「高校大パニック」の音楽がなんとスペースサーカスなのでした。 曲はぶんぶんうなるベースとス…

原子爆弾を作った教師の話「太陽を盗んだ男」

爆弾を作った高校生が話題ですが、こちらは原子爆弾を作った教師の話。長谷川和彦の監督作。今見るとストーリー展開も平板で、なんということもないのですが、ある種の力を感じる作品ではあります。高村薫の小説「神の火」などがある意味同じテーマの作品で…

人の生き死にの話--映画「樹の海」

映画「樹の海」を見る。 渋谷シネ・アミューズは予約制なので、希望回のちょっと前に行って整理券を発券してもらったが、整理券番号002。流行ってないんだなあ。 もう少し観念的な内容を想像していったのだが、割と説明的で解釈の入り込む余地があまりないと…