ボーカリストでフィドル奏者のアリソン・クラウス(Alison Krauss)の一連の作品が女性ボーカルファン必聴となっております。
ブルーグラスというとなんだか、陽気なカントリーミュージックを勝手に想像してしまうのですが、フォークもカントリーもブルーグラスも元をたどればイギリスあたりのトラッドに行き着くわけで(本当にそうかな?)、ブリティッシュフォークやアイリッシュフォーク、それをベースにしたフォークロックなどが好きならばかなりの受容性があるのではないでしょうか。
といいつつ私もブルーグラスやカントリーが好きなわけでも何でもないのですが、アリソン・クラウスだけは別格です。各作品でルネッサンスのアニー・ハスラムにだって負けない美声を聴かせてくれますが、私のお気に入りは昨年発売の現時点での最新作「Lonely Runs Both Ways」。ラストの「LIVING PRAYER」はとても美しい曲で、一時期この曲ばかりを繰り返し聴いていたこともあるほどです。