シガー・ロス(Sigur Ros)4作目「Takk」。前作に続いて深く冷たい海を思わせる荘厳な響きを聴かせてくれます。深みというが凄みさえ感じる仕上がりです。とくに7曲目Milanoなどは、海底深くから海面(夜しかも月夜)に突き抜けるような感涙の名曲で、このアルバムのハイライトですね。ちょっと特殊なサウンドという気がしなくもないですが、幸い日本での人気も高く来日も実現していますので息長く活動してほしいと思います。
かつてのコクトーツインズなど4AD系バンドなんかをちょっと思い出したりもします。