インターネットでいろんな情報が入手できるようになって楽チンになったものですが、歳のせいか、ある瞬間のまとまりを紙に定着させたものにも、捨てがたい思いがあったりして。
今もユーロロックプレスと名を変えて残る唯一のプログレ専門誌「マーキー・ムーン」の増刊として出た「ユーロ・ロック集成」を皮切りに「ブリティッシュ・ロック集成」「イタリアン・ロック集成」「ジャーマン・ロック集成」「フレンチ・ロック集成」「アメリカン・ロック集成」に番外編の「ヒストリー・オヴ・ジャパニーズ・プログレッシヴ・ロック」を加えて全巻揃えると結構な迫力ですね。マーキー・ムーンの増刊では「私の愛聴盤」もメロトロン研究にページが割かれるなど発行時(20年以上前)には結構画期的な書籍でありました。
漫画家せみま~るが発行していたミニコミRDM(ロック・ダイヴィング・マガジン)から生まれた、トラッドフォークのディスクガイドの姿をした冗談御託本「ラビリンス 英国フォーク・ロックの迷宮2002」なども、本気で読んでも楽しい内容ですね。せみま~るには、レコードコレクターの馬鹿っぷりを描いた漫画「コレクター・フリークアウト レコード収集家愚かもの語り」も相当衝撃的かつ奇怪な漫画です。
いろいろあってつぶれてしまった「ゴールドワックス」のライブCDガイドも昔は重宝しましたね・・・。
毎年買っている本にレコードマップがありますが、2006年版まだ出ないかなーと思いつつ。ま、これこそインターネットにぴったりのアイテムなわけですが。いつでも最新版の電話帳+地図+クーポン+・・・。グルメ情報や不動産情報みたいな感じでYahoo!レコードマップとか、やってほしい。