PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

「4LDK for LDK」25周年バージョン

4LDK(仙波基+宮本佳子)の「4LDK for LDK」が1988年にリリースされてから25年ということで、未発表曲や未発表バージョンなどと合わせて25周年バージョンが2013年に仙波基氏によってネットで公開されています。公開されたのはもう1年近く前になるのですが、私が知ったのが最近なもので、改めて。

4LDK for LDK (25th Anniversary)|LOVE SIXTIES(2013/6/10)

1.作品No2 (1986 demo of Opus II) 2.はるの唄 (1986 demo of Spring Song) 3.あなたの為の4LDK (1986 demo of 4LDK) 4.Rev Dance (1986 demo) 5.S-R(Silent-room) 4 Yourself 6.あなたの為の4LDK (1988 alt of 4LDK) 7.作品No2 (1988 alt of Opus II) 8.はるの唄 (1988 alt of Spring Song) 9.作品No3 (1988 alt of Music For Plants) 10.Picture (1988)

公開されているのは全10曲で、8cmCD収録の全4曲の別バージョン、3曲のデモバージョン、未発表曲3曲という構成です。未発表曲のうちの1曲「PICTURE」は、キングの紙ジャケ購入者特典CDに8cmCDの4曲と合わせて収録されたので、ここでしか聴けない曲は「Rev Dance」「S-R(Silent-room) 4 Yourself」の2曲ということになります。公開音源はMP3であること、特典CDは最新リマスタリングが施されているということ、などから音質的には特典CDが上かもしれませんが、網羅性という意味では25周年版が4LDKの決定版といえるかもしれません。

ページのソースを見ると曲のファイル名の頭に01~12の番号が振られていて、もともと全12曲のうち07と09を除いて10曲公開したようなので、未公開の曲がまだあるのではないかと思われます。

8cmCD収録の4曲はすべてYOUTUBEでも見ることができます。

◇4LDK 自ら率いたプログレバンド、ペール・アキュート・ムーン(PALE ACUTE MOON)のほか、平山照継のソロプロジェクト、テルズ・シンフォニア(TERU'S SYMPHONIA)、メタルバンド、デッドエンドのサポートなどで活躍したキーボード奏者・仙波基と、スターレスの実力派ボーカルとして知られるジュラこと宮本佳子の2人組ユニット。唯一の作品がキングから8cmCDとして1988年に出た「4LDK for LDK」。NUMERO上野がエグゼクティブプロデューサーで、宮武和広がゲスト参加するなど、メイドインジャパンプログレ人脈が関わっているものの、作風はプログレそのものというよりは、より洗練された癒し系ともいえるサウンドプログレ王道じゃなかったことと、唯一作が8cmCDだったこともあってかあまり注目されてこなかったが、もっと評価されてよい作品。