PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ひいちゃうとこもジェネシスっぽいシンデレラサーチ

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ジェネシスは数多あるプログレバンドの中でももっとも好きなグループですが、初期のライブ映像を見ると、演奏や曲はともかく、ピーター・ガブリエルのパフォーマンスや変な被り物には、「引く」という正直な感想でしょう。で、「お話」の朗読からはじまるライブとか、ピーター・ガブリエルもどきの被り物で登場する仲村アキヒサのパフォーマンスなど、ひいちゃうところもジェネシスっぽいのが、80年代から奮闘してきたプログレバンド、シンデレラサーチ(Cinderella Search)なのであります。

一見アクの強さが際立つせいか評価が不当に低い気がしますが、1993年に発表した1stアルバムは日本のプログレ作品としてもなかなかの名作だと思います。曲にはいちいちコンセプトがあってそれは結構どうでもよいのですが、曲やアレンジなどはどれも魅力的なものばかりです。ジェネシス的な雰囲気もありますが、もうちょっとか謡曲風な親しみやすさもある感じです。聴きどころは美ノ辺純子のバイオリン。アレンジ面も含めバイオリンが、この作品の魅力を何倍にも高めています。アルバム全体がコンセプトに基づいているわけではないのですが、どの曲もライブで完成された曲だけあって、最初から最後まで飽きることなく聴かせてくれます。

1986年結成ですので、ことし20年。現在3rdをレコーディング中のようで、今年か、来年か、さらにその先には発売されることでしょう。期待しつつ。