初期ジェネシスのギタリスト、スティーブ・ハケットは、ソロ活動も活発で30作品以上にのぼります(最近はライブばかりですが)が、代表作は1st「Voyage Of The Acolyte」でしょう。ジェネシスのアクを除いてエッセンスだけ抜き取って再現したような(とハケットファンの私は思っている)、幻想的・詩的な内容で、矛盾してますがジェネシスタイプの原型とも言えるような作品なのです。アレンジや奏法も独特で、表情豊かな音色はまさしくプログレにふさわしいものと言えるでしょう。ハケットなくしてプログレなし。弟のフルート奏者ジョン・ハケットとのクラシックアルバムもなかなか良いですね。
1996年の厚生年金会館での初来日公演、2002年のTLG(お台場の今はなきライブハウスTribute To The Love Generation)でのジョン&スティーブのアコースティックライブを見ていますが、どっちもパフォーマンスとしてはいまいちでしたが、見ることができただけで良しとしましょう。