ハードロック・ヘヴィメタル専門誌の「バーン(BURRN!)」で山崎尚洋氏が連載しているコラム「ユーロ・ロック幻想」に紹介されていたポップスバンド、ビーグルハット(BEAGLE HAT)の新作「Magical Hat」を聴いてみました。このコラムは、メタル専門誌の読者にもきっと響くであろう作品を選んで、山崎氏の個人的な思い入れをエッセイ風にまとめた内容で、いつもはたいがいプログレ初心者向けの作品が選ばれているのですが、今回はプログレではない私の知らないバンドが紹介されていて、しかも新作にはパイロットのデヴィッド・ペイトンが参加しているということで早速聴いてみたのでした。
メンバーがBEATLES 、QUEEN、PILOT、ELO、10CCの影響を受けたというとおり、冒頭からきらびやかなポップサウンドで圧倒されます。しかもボーカルがデヴィッド・ペイトンその人ですから、パイロットをもっともっと洗練させた感じでもあります。ひねりが効いているけれどいやみはなく、そして古臭くはないけれどどこか懐かしいような、そんな良い曲ばかりが詰め込まれたおいしい一枚です。
ところで今回にはたまたまデヴィッド・ペイトンがゲスト参加して全曲英詞なんですが、正真正銘日本のグループなのに、HMV渋谷ではなぜか1FのJ-POPコーナーにはなく、3Fの洋楽コーナーにあってわからなかったです・・・。ま、でもたしかにファン的にはJ-POPファンより洋楽ファン、しかもちょっとおっさんか、変わり者に向いているのかもしれませんがね。
ビーグルハットの公式サイト http://beaglehat.site.ne.jp/