ベスト盤「インディーズコレクション」とともにページェントがメジャーに残した数少ない音源「仮面の笑顔」(12インチ)に初CD化となる3曲など計4曲をボーナストラックとして収録しての再発売。
ピアノとサックスのアレンジが渋い1曲目「仮面の笑顔」は今回ボーナスとして4曲目収録されたフルートバージョンとの比較も面白いかもしれません。ページェントといえば宮武和広のフルートなくしては語れないわけですが、サックスの「仮面の笑顔」もいい味を出しています。2曲目はスタジオバージョンとしては初出となる「奈落の舞踏会」。3曲目は初期からの代表曲「蜘蛛の館」。後半怪しく響きわたる中嶋一晃のギターソロがたまりませんね。
ボーナストラックはなかなかお目にかかることもできないソノシート作品。なかでも「エピローグ」は「螺鈿幻想」収録のバージョンが数段進歩していて良いのは言うまでもないですが、オリジナルバージョンも資料価値以上に聴きごたえのあるアレンジになっています。