ドイツのシのワレンシュタイン(Wallenstein)の3rd「Cosmic Century」は、ピアノとバイオリンを大々的にフィーチャーし、これでもかというくらいにドラマティックな展開で迫り来るシンフォニックロックと、ちょっと時代を感じさせるオルガンハードロック調の曲が混ざったアルバムで、磨きのかかっていない原石という感じの作品です。
シンフォニックなところでは押しが強くて多少くどいという気がしなくもないですが、そこはこの手の曲が好きな人にとっては魅力のうちでしょう。ある意味マンダラバンドなんかと同じような方向を目指しているのかもしれませんが、洗練度がまるで感じられないのは、ヘタウマだからなのでしょうか?しかし、いろんな意味で味わい深い良い作品だと思いますけどね。