フィンランドのキーボード奏者、アンシ・ティカンマキ(ANSSI TIKANMAKI,Anssi Tikanm??en)のソロプロジェクト最新作「Tuntematon Maa」。 80年代からサントラなどで活躍していたアーティストのようですが、これまでノーマークでした。フィンランド語の公式サイトのディスコグラフィを見ると、8枚のジャケットの絵が載っているので、8枚はアルバムを出しているのでしょう・・・。言葉の意味、わかんないですが。
内容の方ですが、これは上質の本格的シンフォニックロックとなっています。各種レビューでエニドやペッカなどとの比較が出ている通り、ロック色はそれほど強くはないのですが、メロディアスな曲を壮大なシンフォニックアレンジで聴かせる腕は映画のサントラを手がけてきた実力でしょうか。
日本でも、サントラを中心に活躍していてプログレ人脈とはみなされないアーティストの作品が意外にもものすごくプログレ的だったりすることもあり(菅野よう子とか)、このジャンルはなかなかあなどれません。海外となると情報入手も困難ですが、今回はベルアンティークが国内盤もリリースしています。こうした作品は今後もどんどん紹介してもらいたいものです。