PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

フィンランドのヴァイブ奏者アトゥ・タカロのソロ新作

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フィンランドプログレバンドXLにも在籍していたヴィブラフォン奏者アトゥ・タカロ(ARTTU TAKALO)が2006年に発表したソロアルバム「Dark, Dark, Dark」が国内盤でもリリースされました。XLもフィンランドらしい優れたプログレバンドでしたが、今回のソロはXLの諸作を凌ぐ名作ジャズロックアルバムに仕上がっています。プログレ色はそれほど強くなく、やや軽めのフュージョン風なところに抵抗感のある人はいるかも知れませんが、親しみやすい甘いメロディを、現代的で洗練されたアレンジ、テクニカルな演奏で聴かせてくれるのですからたまりません。また、このアルバムをより個性的にしているのは、ミディ・ヴァイブ。スクエアの魅力を支えるのがウィンドシンセEWIであるように、ミディ・ヴァイブの独特の響きが、作品の魅力を高めているのは間違いないでしょう。今年聴いたアルバムの中では、ベスト、かも。