久々の美術館。六本木ヒルズにグレゴリー・コルベールの写真を見に行ったついでではあるのですが、同じ場所で開催中の「笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情」も見てきました(グレゴリー・コルベールの方はお台場のノマディック美術館に改めて行くことにしたので改めて)。
展示全体としてはやや散漫な印象もなくはなかったですが、鳥光桃代のインスタレーション「horizon」(2004)がなかなか衝撃的で良かったです。これは文字で説明しても面白さが伝わりにくいですが、サラリーマンの人形(スーツを着せたGIジョー)がビルのジオラマの中をひたすら匍匐前進するというものです。ビルにぶつかってそれ以上前に進めなくなっているものや、人形同士ぶつかっているもの、電池が切れてすでに動かないもの、など数十体の人形が数メートル四方のセットの中でうにょうにょと蠢いているのが、とってもシュールです。この異様な作品を見ることが出来ただけでも、行った価値があると思いました。
youtubeあたりに動画がないかと探したのですが、「horizon」は見つからなかったので、この作者の別の作品の動画をあげておきます。「horizon」は、これのミニチュアがうじゃうじゃいるようなイメージです。
笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情|森美術館(六本木ヒルズ)
期間:2007年1月27日[土]―5月6日[日]
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
入館料:一般\1,500、学生\1,000、中学生以下\500
期間:2007年1月27日[土]―5月6日[日]
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
入館料:一般\1,500、学生\1,000、中学生以下\500