PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

砂原良徳ベスト「works 95-05」

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有頂天のケラ率いるナゴムレコードに人生という一風変わったテクノバンドがいまして、のちの電気グルーヴなのですが、この人生や電気グルーヴのいろんな意味で個性派揃いのメンバーの中で、音楽面での貢献が大きかったのが、キーボード(シンセ)の"まりん(*)"こと砂原良徳です。電気グルーヴでもいい仕事をしていましたが、真骨頂はソロワーク。サウンドコラージュをうまく使って、おしゃれでかっこいいテクノのアルバムに仕上がった1989年の2nd 「TAKE OFF AND LANDING」筆頭に、4枚のソロアルバムはどれもすばらしい作品だと思います。

 

さて、今回その4枚のソロからのベストテイクを集めたディスクと、プロデューサー、リミキサーとして携わったコーネリアスやスーパーカーの作品を集めたディスクの豪華2枚組「works '95-'05」がリリースされました。ソロを収録したDISK1は、これはこれでコンパクトにまとまっていていいのですが、もともとそれぞれがコンセプトアアルバムとして制作されていた作品からの抜粋ですので、余裕があればオリジナルを聴いた方が良いと思います。私のような中途半端なファンにはむしろ DISK2が嬉しいです。プロデュース作品やリミックス作品まで追いかけていませんので、それらをまとめて聴けるのはありがたいです。そして異なるアーティストの作品なのに、まるでひとつの作品のような統一感が素敵です。2枚とも、無機質なシンセミュージックなのですが、どこかノスタルジックなほんのりとした温かみを感じさせる、くつろぎのサウンド。ひとりきりの深夜にまったり聴きたいCDです。

 

(*)"まりん"とは、楳図かずお「わたしは真悟」の登場人物、山本真鈴の愛称から取られたもの。「わたしは真悟」はビッグコミックスピリッツに1982年~1986年に連載されたSF(?)マンガ。なぜ砂原良徳が、「わたしは真悟」のまりんなのかは知りません(単にあみだくじで決まったという説も)。