1987年のデビュー時にはなんと16歳だったというアリソン・クラウス(Alison Krauss)ですが、そんな彼女も今年デビュー20周年。グラミー賞の受賞歴もあり、1995年に出たベストアルバムは 200万枚のセールスを記録するなど、ブルーグラス界だけではなく米国のポピュラーミュージックの大物歌手です。
そのアリソン・クラウスがソロ活動のベスト盤として「Hundred Miles or More」をリリースしました。元BAD ENGLISHのJOHN WAITとのコラボ作品「Missing You」なども収録。ブルーグラスというジャンルではありますが、アリソン・クラウスの作品は、トラッドでもおなじみの楽器フィドル+親しみやすいメロディ+女性ボーカルということで、プログレファン向き。トラッドフォークや、ルネサンス、コアーズなどのプログレ(系)、エンヤ、ヘイリーなどの癒し系女性ボーカルものなんかと同じような感じで楽しめます。バンド、 UNION STATION名義での作品も同傾向の良質な作品です。