PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

80年代プログレのエッセンス「7 DAYS OF A LIFE」

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1993年にフランスのプログレ専門レーベル、ムゼア(MUSEA)からリリースされたオムニバスアルバム「7 DAYS OF A LIFE」。人生を一週間に見立てて月曜から日曜までの曜日に合わせて7アーティストの7曲が収録されています。アーティストは、ケルス・ピンク(ノルウェイ)、ハロウィーン(フランス)、ルソー(ドイツ)、ノース・スター(アメリカ)、ヴァーミリオン・サンズ(日本)、エツラ・ウィンストン(イタリア)、サグラド(ブラジル)と、欧州・南北米・日本から選ばれています。全曲このオムニバスのために制作された楽曲で、それぞれベストテイクと言えるような名曲ぞろい。リリースは93年ですが、収録アーティストの主たる活躍時期が80年代であることを考えると、80年代の世界のプログレの最良のサンプルと言えるのではないかと思います。ブックレットには、このコンセプトアルバムのベースになる物語と、各アーティストの詳細なプロフィールなどが記載され、資料価値も高い内容です(英語)。

上述のとおりどの曲も名曲なのですが、私の好きなヴァーミリオン・サンズの1stアルバム以外では唯一の公式レコーディング(*)である「The Love in the Cage」は、ヴァーミリオン・サンズの中でも「In Your Mind」「時の灰」と並ぶ超名曲で、聴き入ってしまいます。サグラドの曲も彼らの全盛期の感動的な大作で、このアルバムのラストを飾るのにふさわしい素晴らしい曲です。

(*)1stアルバム「Water Blue」がMUSEAでCD化された際にボーナストラックとして収録されています。

7 DAYS OF A LIFE(1993,MUSEA,FGBG4073.AR)
 1.Kerrs Pink / Man
 2.Halloween / March
 3.Rousseau / Wednesday
 4.North Star / Thursday
 5.Vermilion Sands / The Love in the Cage
 6.Ezra Winston / Dark Angel Suite
 7.Sagrado / The Central Sun of the Universe