待望のアンドレア・コアー(Andrea Corr)の1stソロアルバムをようやく聴きました!1曲目の「hello boys」がいきなりの期待はずれで、一体これはどうなるのかと心配になりますが、2曲目以降はアンドレアのコアーズとは違う魅力を十二分に堪能できる名アルバムに仕上がっていると言えましょう。コアーズと言えばアイリッシュトラッドを巧みに取り入れたコンテンポラリーなポップスグループなわけですが、このソロではおそらくあえてアイリッシュ色は控えめにし新境地に挑戦していてそれが成功しています(しつこいようですが1曲目は除く)。アルバムタイトルにもなっている「ten feet high」が一番気に入っていて、ピアノとストリングスが奏でる哀愁のテーマが強く印象に残る佳曲です。短い曲なのでロングバージョンがあれば聴きたい。全曲オリジナルですが、1曲のみスクイーズのカバーが入ってまして「Take me I'm Yours」もなかなかいいです。
ちなみに、国内盤ではボーナストラックとして「Amazing」という曲が入っています。私はケチって輸入盤を買ったのですが、この1曲が痺れる名曲だったら困りますね。