以前現代版メロウキャンドルと紹介したエスパーズ(Espers)ですが、ボーカリストのメグ・ベアード(Meg Baird)がソロアルバムを出しました。「Dear Companion」がそれ。エスパーズはすごく良いグループでとくに昨年出た2ndは素直に素晴らしいと思える作品なんですが、作品の成り立ちとしては、往年の名作へのオマージュというか、悪く言えばある種のパロディみたいな要素があるんではないかと勘繰っていました。
しかしこのソロアルバムを聴くと、アコースティックギター+ボーカルという編成かつオリジナル1曲を除いてトラッドとカバー曲というせいもありますが、エスパーズよりずっと素朴でシンプルな感じで、力の抜けた「素」の良さを感じました。案外、エスパーズの方も計算でもなんでもなく本当に好きを突き詰めていった結果、奇跡的に生まれた名作なのかな、という気もしてきました。エスパーズ2ndの完成度がかなり高いので、そう簡単にあれを凌ぐ作品は生まれはしないと思いますが、このソロアルバムもメグ・ベアードの実力と、別な魅力が感じられる作品です。
ところでメグ・ベアードはエスパーズのほかにも、ベアードシスターズ(The Baird Sisters)というグループ(?)でも活動しているようです。トラッドなんかをやっているようで、公式サイトではCDも販売していたのでさっそく注文してみました(送料込みで$9.25。安っ!)。2~3週間かかるとのことなので気長に待ちたいと思います。
メグ・ベアードのアーティスト詳細(blues interactions )
thebairdsisters.com|The Baird Sisters公式サイト(英語)
espers.org|エスパーズ公式サイト(英語)
MySpace(英語)
thebairdsisters.com|The Baird Sisters公式サイト(英語)
espers.org|エスパーズ公式サイト(英語)
MySpace(英語)