PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

EP-4/昭和大赦

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2007年7月21日、EP-4唯一のアルバム「昭和大赦」が24年の時を経て、ようやくCD化されました。メジャー(コロムビア)からのリリースで、かつこれほどクオリティの高い作品が、何ゆえこれまでCD化されてこなかったのか、その理由は定かではありませんが、とりあえずこれでレコードプレーヤー持ってない人も、Yahoo!オークション使ってない人も、このアルバムを聴く事ができるようになったと言うことでまずはめでたしめでたし(iTMSか着うたにないと聴けないという人もいるかもしらんが)。

アングラ雑誌「夜想」愛読者だった私は、当時「昭和崩御」のタイトルで物議をかもし発禁となった本作のオリジナル盤のジャケットとタイトルを再現した 12'をオマケとして付けた書籍(?)「昭和崩御リンガ・フランガX」でEP-4に衝撃を受け、その後金属バット殺人事件の現場写真をジャケットにしたこの「昭和大赦」を聴いて衝撃を受けたものでした。 LPを手放して20年近く経つので、音楽そのものも私の中で神格化しておりましたが、当時の衝撃そのまま、いやそれ以上の衝撃を今改めて受けている状態です。「きわめてまっとうなデジタルジャズファンク」なんて前に書いたのですが、それは最低限の評価であり、実際はもっともっとディープでへヴィな、ジャンルレスの音楽でした(なんせ十数年ぶりに聴くので)。いや、すごいバンドだ。佐藤薫、今どこで何してるんでしょう?

8月には「KYOTO NIGHT」もCD化されるもよう。「KYOTO NIGHT」は、EP-4のほか、HIP-SEEK-KID(モンドグロッソの大沢伸一が在籍)が収録された、ジャパニーズクラブミュージックの希少な記録です。