バホフォンドタンゴクラブ(Bajofondo Tango Club)改めバホフォンド(Bajofondo)となっての新作通算3枚目「Mar Dulce(邦題:甘美なる海)」。国内盤ライナーによると、タンゴエレクトロニカとの呼称を嫌って、あえてタンゴクラブをバンド名からはずしたものだとか。タンゴも、エレクトロ二カも要素のひとつに過ぎないという決意の現れでしょうか。
ビートの上でバイオリンやバンドネオンが鳴り響くクラブ仕様のサウンドは前2作の延長。本格的にボーカルをフィーチャーした曲が多いせいか、かなりキャッチーで聞きやすくなった印象ですが、洗練度で2nd「Superville」には及ばずな感も。期待が大きい分、評価もちと辛いですが、文句なしにかっこいいのはいうまでもありません。世界各国でツアーして回っているようですが、日本には来ないのかな?