ルチオ・バッティスティ(LUCIO BATTISTI)の1974年のアルバム「ANIMA LATINA」。BMG ITALIANAによる24bitリマスター・ゴールドディスク・デジパック仕様の再発シリーズの1作です。Numero Unoレーベルの創始者で、イタリアンポップスの祖とも賞される偉大なアーティストですが、私はこれ一作しか聴いたことがありません。
イタリアンロックはブリティッシュロックをスタンダードにするとPFMなど一部の洗練されたの以外へんてこなのが多いですが、ごたぶんにもれずこれもかなりへんてこな作品だとも思いました。イメージとしては、薄日の中で空気がきらきらしてる感じ・・・(ジャケットそのまんまでした!でも本当にそう)。でも哀愁を感じさせるメロディ、ちょっと弱い感じのボーカル、これぞイタリアというような抜群のセンスのシンセのアレンジと音色と、クセになる魅力。italianmusic.jpの片山伸氏のレビューで「アルバム全体のクオリティで言えば、間違いなく本作が最高傑作」「プログレ好きの方にお薦めします」と紹介されているとおり、たいへん気に入りましたです。