PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ゲイ&テリー・ウッズのベスト盤

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元スティーライ・スパン(STEELEYE SPAN)のゲイ&テリー・ウッズ(Gay & Terry Woods)のベストアルバム「Lake Songs From Red Waters」が、2003年にHux Recordsからにリリースされています。ゲイとテリーはスティーライ・スパンの名作「Hark! The Village Wait」をレコーディングした後にバンドを脱退し、その後いくつかの活動を経て、ゲイ&テリー・ウッズ名義で「Backwoods」(1975)、「The Time is Right」「Renowned」(1976)、「Tenderhooks」(1978)の4枚のアルバムを残しています。このベスト盤では、1stから7曲、2ndから8曲、3rdから5曲と名作とされるポリドール時代の初期3枚からバランスよく選曲されています。

このバンドの魅力は、メロディアスで親しみやすい曲と、決してうまいとはいえないものの、どこか哀愁を感じさせる二人のボーカルではないかと思います。タイプはやや異なりますが、素朴な曲ながらも哀愁を誘うあたりイリュージョン(ILLUSION)を思わせる部分もあり、なかなか気に入りましたよ。トラッドフォークもアシッドフォークもあまりはまりすぎると、ノイズというかスパムというか、要は玉石混交の世界にはまり込んでいきそうで怖いのですが、この作品はメンバーのキャリアから言っても深みどころか正々堂々ど真ん中の王道の作品といえましょう。

Huxは、カタログを見ると個性的なラインナップで再発を行っているレーベルのようです。