イギリスのシンフォニックロックバンド、マジェンタ(Magenta)の前身バンド、トリッパ(Trippa)の新作を含む作品がアルバムとしてリリースされました。公式リリースは1999年のシングルのみのようですが、このシングルを含む1995年~2000年までにレコーディングされた未発表音源と、2007年に新録された曲を合わせてCD化したもののようです。
マジェンタというと、女性ボーカル、クリスティーナ(Christina)をフィーチャーしたスケールの大きな典型的なシンフォニックロックですが、中心メンバーのクリスティーナとキーボードのロブ・リード(Rob Reed)によるマジェンタ以前の活動となるトリッパの音源は意外にもかなりポップで、マジェンタファンとして興味深いものがあります。単体として聴いてた場合プログレとは呼ぶのは難しいと思いますが、メロディやアレンジのレベルは高く、オール・アバウト・イヴ(All About Eve)あたりのプログレ系(?)ロックが好きなら楽しめるずです。