PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

エレクトロ・キーボード・オーケストラ

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8人のキーボード奏者が繰り広げる驚愕のシンフォニー、エレクトロ・キーボード・オーケストラの唯一作。オリジナルは1975年リリース、2003年にソリッドより渋谷ジャズ維新の1枚としてCD化されています。メンバーは、佐藤允彦八木正生鈴木宏昌、大野雄二、羽田健太郎、市川秀男、大原繁仁、藤井貞泰の8人のジャズ系ピアニストを矢島賢(ギター)、岡沢章(ベース)、村上秀一(ドラム)がサポートする超豪華布陣。ジャズ寄りのメンバー中心とはいえ、シンセ20台を駆使した壮大な実験作品だけに、プログレ度も高し。この作品はもとより様式としてのプログレを志向したものではないものの、曲の完成度やアレンジはハイレベルで、実験色が強い割には聴きやすいです。大野雄二作の「メイフラワー」などどこか安らぎさえ感じる名曲。これからもマイナーな作品であり続けるでしょうが、この時代が生んだ奇跡の1枚として語り継がれる名盤だと思います。