PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

エサゴノ初来日公演@STB139

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アルティ・エ・メスティエリ(ARTI E MESTIERI)一派のエサゴノ(ESAGONO)が30年ぶりに再結成し、32年ぶりの2ndアルバムを発売すると当時に、初の日本公演を敢行しました。公演は、六本木STB139で、アルティ・エ・メスティエリのオリジナルメンバーのベッペ・クロヴェッラ(Beppe Crovella)のソロとのダブルアクトによる二日間。

エサゴノは、マルコ・ガレッシ(Marco Gallesi)らアルティ・エ・メスティエリを脱退したメンバーが結成したジャズロックバンド。中心人物はキーボードのマルコ・チミノ(Marco Cimino)ですが、この人はのちのアルティ・エ・メスティエリにも加入することになるし、フリオ・キリコ(Furio Chirico)抜きのアルティ・エ・メスティエリと言えなくもないです。

さて、ライヴでは、ベッペ・クロヴェッラによるグランドピアノのみによる数曲の演奏のあと、エサゴノ登場。新作アルバム「Apocalypso」は、オリジナルメンバーGiorgio Diaferia(Dr)、Marco Cimino(Kb)、Marco Gallesi(B)の3人にDiego Mascherpa(Sax)を加えた4人でレコーディングされていますが、公演ではMarco Fallesiに代わりMassimo Camarcaが参加。主に新作からの選曲で、洗練された現代的なジャズロックを聴かせてくれました。1976年の1stからの「Vicolo」や、アルティ・エ・メスティエリの初期ナンバー(最後はベッペも加えての「Gravita 9.81」!)も演奏。アルティ・エ・メスティエリもエサゴノも、ジャズロックとはいえ、テクニックだけで押しまくるタイプではなく、メロディのよさ、親しみやすさが魅力。今回のライブでもメロディとアレンジのよさを実感しました。

アルティ・エ・メスティエリの来日にもびっくりでしたが、ベッペ・クロヴェッラはその後フリオ・キリコとのトリオC3で来日したり、今回もエサゴノとのライヴを行ったりと、日本でもお馴染みになってきましたね。