PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

ジェネシスの2枚組問題作「The Lamb Lies Down On Broadway」

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1970年代前半のジェネシス黄金期最後となる、通産6枚目のスタジオアルバムとして1974年にリリースされた意欲作。ピーター・ガブリエルの構想に基づいたジェネシスとしては初の2枚組、初のトータルコンセプトアルバムで、ジャケットデザインはヒプノシスでこれも初。いろいろ初モノづくしで、力の入った傑作ですが、この作品でバンドの臨界に達したのか、なんとこのアルバムのツアー後に、リーダーであるピーター・ガブリエルが脱退というバンドの歴史においても転換点となったアルバムでもあります。

この時期のジェネシスは全部好きですが、私個人の好みであえて順番を付けると、「Selling England・・・」が一番で、続いて「Foxtrot」「Nursery Crime」ときて、その次は「Trick of the Tail」だったりするので、「Broadway」は、「Wind & Wuthering」や「Trespass」よりは上かな、というくらいな感じです。私は正直歌詞はぜんぜん聴いてない(理解してない)ですし、「コンセプト」の部分も実はどうでもよく(プログレファンなのに!)、その意味言うと、ジェネシスらしいトリッキーだけどメロディアスで、ギター・キーボードの変態的だが絶妙なアレンジの、いい曲がいっぱい入っていると思いますが(「Hairless Heart」とか名曲!)、そこだけを詰め込んでアルバム作っておけばよいところを、コンセプト重視のせいか全体としてはやや散漫になっている印象を受けます。、このアルバム賛否両論的というか踏絵的作品で、このアルバムの良さが分からないと、なんか幼稚なのかな、と引け目を感じてた時もあるのですが・・・。マーキー刊「ブリティッシュ・ロック集成」の松本昌幸の心理学まで引っ張り出したレビューとかを読んで訳が分からず(今読んでも分からない)、「あー俺はなんて頭悪いんだ。ジェネシスファン失格なんだ」と若い頃思ってましたが、結局は好みの問題かと(笑)。

<収録曲>
disk1
1.The Lamb Lies Down on Broadway
2.Fly on a Windshield
3.Broadway Melody of 197
4.Cuckoo Cocoon
5.In the Cage
6.The Grand Parade of Lifeless Packaging
7.Back in N.Y.C.
8.Hairless Heart
9.Counting Out Time
10.The Carpet Crawlers
11.The Chamber of 32 Doors
disk2
1.Lilywhite Lilith
2.The Waiting Room
3.Anyway
4.Here Comes the Supernatural Anaesthetist
5.The Lamia
6.Silent Sorrow in Empty Boats
7.The Colony of Slippermen (Arrival - A Visit to the Doktor - Raven)
8.Ravine
9.The Light Dies Down on Broadway
10.Riding the Scree
11.In the Rapids
12.It

<メンバー>
PETER GABRIEL(Vo)
STEVE HACKETT(G)
TONY BANKS(Kb)
MICHAEL RUTHERFORD(B)
PHIL COLLINS(Dr)
BRIAN ENO(sound processing and effects)