PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

東京ロッカーズの記録「STREET KINGDOM」再刊

イメージ 1

1980年前後の数年間の日本のインディーズ黎明期において、数々のバンドのマネジメントやイベントプロデュースに関わり、またテレグラフ・レコードというインディーズレーベルも主宰していた、地引雄一氏の1986年の著作「STREET KINBGDOM ~東京ロッカーズと80'sインディシーン」が昨年末に再刊されました。もともとはカメラマンだったという地引氏の手による100点以上の写真に加え、全13バンドを収録したDVDがセットとなった、大幅増補の完全版です。

東京ロッカーズは私はリアルタイムではなく、本格的にこの種の音楽を聴き始めたのは80年代半ばなので、この本で扱っている期間でいうと、かろうじて最後の方が重なっているかどうかというくらいで、シーンの中核にいた当事者による生々しい記録にはつい引き込まれてしまいます。ゼルダ(ZELDA)、G-シュミット(G-SCHMITT)、EP-4、タコ、招き猫カゲキ団といった、今でも好きな懐かしい名前が沢山出てきて、その意味でも楽しめた本です。

DVDに収録された映像は、画質・音質ともに満足行くものではありませんが、当時の雰囲気をよく伝える価値ある資料映像といえるでしょう。これまでちゃんと聴いたことなかったんですが、アレルギーがなかなかいい曲やっているな、と思いました。

<DVD収録曲>
S-KEN / S-KEN通りでRock'n Roll(1978/10/10 東京ロッカーズ京大西部講堂ライブ)
リザード / 王国からロック・クリティック78(1978/10/10 東京ロッカーズ京大西部講堂ライブ)
フリクション / JOHNY(1978/10/10 東京ロッカーズ京大西部講堂ライブ)
E.D.P.S / Too Much Dream(1983/8/27 新宿ロフト)
チャンス・オペレーション / Be Stopped Up(1983/11/9 京都BIG BAHN)
アレルギー / 行方不明(1983/8.31 新宿ロフト)
カトラ・トゥラーナ / ジャンゴログルゴロ(1983/8/29 新宿ロフト)
くじら / パノラマ(1983/11/6 浜名湖SA)
くじら / ごめんねママ(1984/5/20 新宿ロフト)
招き猫カゲキ団 / 人形(1985/3 渋谷テイクオフ7)
コンクリーツ / コンクリート・キッズ・フロム-J-タウン(1983/8/28)
パブロ・ピカソ / Many Many(1984/8/21 新宿ロフト)
あけぼの印 / 大きくなったらペンキ屋さん(1985/4/21 原宿クロコダイル)
チコ・ヒゲ / CRY-SICK(1985/4/21 原宿クロコダイル)

◇地引雄一編集の雑誌「イーター」オンライン版(テレグラフ・ファクトリー)
EATER online