2007年~2008年に新橋のライヴバーZZで行われたトークセッション「70年代日本のロックを語ろう」の最初の4回を収録した「証言! 日本のロック70's」が発刊されました。PANTA(頭脳警察、exPANTA&HAL)、難波弘之(Sense of Wonder、ex.金子マリ&バックスバニー)、ダディ竹千代(東京おとぼけcats)がホスト、井上貴子(ex.東京おとぼけcats)が司会に、総論としての「体験的日本ロック論」、土屋昌巳をゲストに迎えての「ニュー・ロックの夜明け」、山本恭司をゲストに「ハード・ロックは死なず!」に続き、四人囃子の岡井大二ゲストでの「プログレの技術と精神」が語られています。
プログレ編では、岡井氏がゲストゆえ当然かもしれませんが四人囃子など70年代のメジャーなプログレに関する話題中心で、難波氏がケンソーやミスター・シリウス(どっちも主たる活動時期は80年代ですが)に触れている程度で、マイナーシーンで活動していたけれどいわゆるプログレとしては正統派と思われるグループ(美狂乱とか、マンドレイクとか)に関する言及が全くないのは残念でした。まあ、この対談のメンバーからすると活動場面があまり重なっていなかったということかとおもいますが。
このイベントは知っていれば行ったと思うのですが、アンテナにひっかかってこなかったですね。