PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ありそうでなかった?ディスクガイド「アシッド・フォーク」

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プログレもそうですがアシッドフォークって定義がもっとあいまいな気がします。bounce.comのdi<s>ctionary連載第2回によれば「60年代後半~70年代半ばまでの〈サイケデリック感覚を内包した異端のフォーク〉」だそうです。そんなアシッドフォークですが、ありそうでなかったディスクガイドがシンコーミュージックのディスクガイドシリーズの37冊目として発行されていました。

本の紹介では「時を越え国境を越え、内なる世界をメロディに乗せてアコースティックに紡がれる、神秘に満ちた幽玄の響き。世間的名声や商業的成功から縁遠い作品であってもいずれも孤高の美しさを誇り、聴く者に静かに語りかけてくる。いわば『夜のための音楽』──それがアシッド・フォークなのだ。」とあります(やっぱりわけわかりませんが)。

このガイド本自体は、監修者の河添剛氏による序文をはじめ、レビュー自体も文体が難解というかペダンティックで、正直ちょっと慣れない感じです。紹介されている作品は周辺領域(?)までかなり広範囲から選ばれているような気がしますので、それがアシッドフォークかどうかはともかくとして知ってるグループが多数含まれていて、私のような素人はむしろちょっとだけ安心したりします。私にとってのお役立ちは「パート5=21世紀のフリー・フォーク」の章でしょうか。エスパーズなどすごいバンドけっこういるのに、網羅的な情報を得られていない最近のグループ、アルバムが多数紹介されており、このあたりは大いに参考にしてこれからいろいろ聴いてみたいと思います。

なお、アマゾンのレビューではこの本への散々な評価もされているようなのでそちらもご参考まで
「アシッド・フォーク」amazon.co.jpのレビュー

◇版元商品紹介ページ(構成や収録アーティストなども掲載)
ディスク・ガイド・シリーズ#037 アシッド・フォーク|シンコーミュージック

◇アシッドフォーク周辺過去エントリ
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