PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ジュディ・ダイブル4thソロ「Talking With Strangers」

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ジュディ・ダイブル(Judy Dyble)が4thソロアルバム「Talking With Strangers」をリリースしました。3年ぶりといいつつ、2004年にソロデビューするまでは約30年も沈黙していた訳で、まずまずいいペースでの新作リリースとも言えます。

作品は、ロバート・フリップイアン・マクドナルド、ジュリアンヌ・リーガンら豪華ゲストを従えての幻想的なフォークタッチの存在感ある仕上がり。前作までは、イメージ的には紫色の霧の世界という感じで、かつての純朴さとはずいぶん違う妖しい雰囲気が勝ってたような気がしますが、今回はそんな雰囲気も部分的に残しつつも、キングクリムゾン「風に語りて(ジュディ・ダイブルボーカルバージョン)」やトレイダー・ホーンで聴けた素朴な温かみを感じる作品となってます。中でも圧巻は20分近い大曲「Harpsong」。イアン・マクドナルドのサックス、フルートもフィーチャーされ、初期キング・クリムゾンを彷彿とさせる叙情的な名曲です。これでメロトロンでも入っていたら、なんて思ってしまいました。

ちなみに初回盤限定1000枚にはナンバリング、500枚にはサイン入りです。

ところでジュディ・ダイブルは再結成したトレイダー・ホーンで来日することが決まっていながら、体調不良でキャンセルしたということがあります(ライブ自体はジュディ・ダイブル抜きで開催)。このアルバムのゲストを連れて、ってのはありえないにせよ、日本でライブ見たいもんです。