PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

アイオナのジョアンヌ・ホッグ&フランク・ヴァン・エッセンのデュオ

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イオナのメンバー、ジョアンヌ・ホッグ&フランク・ヴァン・エッセンのデュオアルバム「Raphael's Journey」は、当初ダウンロードのみで提供されていた楽曲を2010年にCD化したもの。紙ジャケにCDのみが直で入っているというシンプル極まりないパッケージです。

2人以外のアイオナのメンバーや既にバンドを脱退したトロイ・ドノックリーが参加しており、また内容的にもレベル的にもアイオナの新作と言われても違和感のないアルバムです。クラナドのモイヤ・ブレナンが数曲ゲストで参加。スタジオアルバムとしてしっかり作られている分、バンドによるライブ演奏に向いてはいないかもしれませんが、静かで地味ながらも、内省的で奥深い歌と曲に心洗われる思いです。元々アイオナジョアンヌ・ホッグのソロ作品には癒しの要素がありましたが、地震津波の被害を直接受けてはいない私も3月11日以降社会全体を覆うどんよりとした不安のようなものの影響は受けていて、そういう気分の時にこのアルバムを聴いて、まさに音楽で癒されるとはこういうことかと改めて気付いた気がします。アイオナはメンバーソロも含めて名作揃いですが、このアルバムも間違いなくそれらに並ぶ名作。ここ最近こればかり聴いているせいかもしれませんが、今ならアイオナ周辺作でこれが1番と言います。

ところで、アイオナの公式ページには既に、2006年リリースの「The Circling Hour」以来5年ぶりとなる2枚組の新作「Another Realm」の今夏リリースが予告されており、そちらも本当に楽しみです。イギリスやドイツではツアーも予定されているようです。日本でもやってほしい。

Joanne Hogg and Frank van Essen - Raphael's Journey
<Track List>
1. The River
2. Lullaby in Colour
3. Into Your Dreams
4. Round me Falls the Night
5. Raphael's Journey
6. Life's Winterdays
7. Walking on Troubled Water
8. Songs from the Womb
9. Life is Precious
10. Sweet Dreams
11. Dance of the Unborn
12. Home to You
13. Saviour
14. You will I Love
(Total playing time 59.21)

<credit>
Joanne Hogg - p,vo
Frank van Essen - dr,per,vl,viola,vo,kb,programming
Dave Bainblidge - kb,ag,bouzouki
Troy Donockley - whistles,uillean pipes
Phil Barker - b
Jan Peter Beijersbergen - eg
Gwyneth McBride - cello
Luca Genta - cello on 3
Moya Brennan - vo on 2,4,6,9,11
Tre Sheppard - vo on1