Perpetual Motion / Acoustic Asturias
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アコースティック・アストゥーリアス、略してアコアスの新作アルバム
「Legend of Gold Wind」が4月10日にリリースされました。
88年、90年、93年に"アストゥーリアス"として良質な3枚のプログレ作品をリリースしてから10年の沈黙の後2003年に"アコースティック・アストゥーリアス"として復活後はライブも精力的にこなし、今や現役プログレバンドとしてトップレベルと言える存在のアコアス。本作は04年の1st「Bird Eyes View」、06年の2nd「Marching Grass on the Hill」に続く3枚目のアルバムとなります。
メンバーはリーダーの大山曜(ガットギター)に2003年の再結成時からのメンバー、川越好博(ピアノ)、筒井香織(クラリネット、リコーダー)に、2010年に加入したヴァイオリニスト、テイセナを加えた4人。ドラムもベースもいないので、ロックなのかと言われるとどうかという気もしますが、複雑な構成ながらも親しみやすく印象的なメロディはシンフォニックロックファンに、時に攻撃的で時にミステリアスなヴァイオリンやクラリネットがユニヴェルゼロあたりのチェンバーロック好きの方には響くであろう内容ですし、プログレ以外おさまるジャンルもない気もします。
映像はアルバムのPVで、収録曲「Perpetual Motion」の一部です。以下のサイトで全曲試聴できます。
発売記念ライブも盛況のうちに終わったようです。チケット買ったのに行けなかったのは大変惜しいことをしたと思います。次はたぶんエレアスのデビュー・アルバムリリース記念ライブでしょうか。楽しみです。
ややこしいですが、アストゥーリアスは3つあって、今回3枚目を出したのが"アコースティック・アストゥーリアス"で、80~90年代にアルバム3枚と2008年の「樹齢」が、単なる"アストゥーリアス"("マルチ・アストゥーリアス"とも)、09年にデビューライブを行って、現在デビューアルバムをレコーディング中なのが"エレクトリック・アストゥーリアス"です。つまりアストゥーリアス全体では7枚(こっそり出た初期3枚からのベストを除く)のアルバムがあり、今度8枚目が出るということです、たぶん。
詳しくは大山曜氏ご本人のコラムをご参照ください。
5月8日が締め切りですが、品薄というアコアスの2nd「マーチング・グラス・オン・ザ・ヒル」若干数と、軒並み廃盤となっている初期作品を含むアストゥーリアス全作セット(ボーナスアイテム付き)1点の予約販売が行われています。気に入った方はこの機会に。