ハワイアンAORの至宝と呼ばれマニアの間ではずっと有名だったもののようで、CD化自体も何度目かになりますが、テンダーリーフが1982年にリリースした唯一のアルバムです。
ハワイのアマチュアによる自主制作ながら、作品の完成度はハンパないです。ソフトロック、ネオアコ、ギターポップ等などラベルを付けるのはたやすいのですが、収録曲のどれもに、まるでそれらのジャンルのお手本であるかのような、爽やかさ、すがすがしさを感じるアルバムです。突き抜ける位にキャッチーで親しみやすいメロディ、良く練られていて単調に感じさせないアレンジなど魅力満載で、たったこれ1枚を残しただけというのが残念で仕方ありません。
ハワイアンAORというジャンル自体が私にとっては未知なのですが、このクラスのアルバムが多数あるなら、ちょっとまとめて聴いてみようかという気にもなります。Kalapana、Cecilo & Kapono、Mackey Feary、Lemuria、Seawindなんてのがいるらしいが、どれも全く聴いたことがありませんので、少し守備範囲を広げてみようかと思っています。
ちなみに、このテンダーリーフのアルバムは、アマゾンやHMVを見ると2000年再発盤、2003年再発盤があって、2000年再発盤が在庫ありとなっているようですが、2011年9月に国内盤としてはタワーレコード限定で出た紙ジャケ再発盤もありますのでご参考までに(盤自体は2010年に韓国のBella Terraから出たもののようです)。
テンダー・リーフ<タワーレコード限定>|TOWER RECORDS ONLINE
Tower Records × 金澤寿和監修 <MELLOW JOURNEY シリーズ>|TOWER RECORDS ONLINE
Tender Leaf Hawaii Free Soul