PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

セバスチャン・ハーディ関連作一挙紙ジャケ再発

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セバスチャン・ハーディ関連作が昨年末に紙ジャケCDで再発されました。音的にはベタな感じですが(だからこそ、かも)結構好きでして、オランダのフォーカスやフランスのタイフォンなんかと並んでロマンティックなシンフォ作品として、イギリス、イタリア以外では比較的メジャーな方なんではないかと思います。

今回CD化されたのは、セバスチャン・ハーディの2作、実質3rdともいえるウィンドチェイスの唯一作、マリオ・ミーロのソロ4作の計7作品です。マリオ・ミーロの2ndソロ「Human Games」は初のCD化。いずれも紙ジャケ、リマスター、ボーナストラック入り。セバスチャン・ハーディのボーナストラックは以前Avalonから出ていた国内盤にも収録されていたもの。紙ジャケ化も含めて何度目かのCD化なので、一般的には購入を悩むところかもしれませんが、私の場合は最初期のCD(89年のマーキュリー盤)を未だに聴いておりましたので、迷わず7枚購入いたしました。

セバスチャン・ハーディの初期2作は甲乙つけがたい名盤ではあるものの、どうしてもどちらかと言われれば、いきなりメロトロン入りの感動のメロディから始まる名曲「Glories Shall Be Released」を収録した1st「FOUR MOMENTS」でしょうか。一度聴くだけで繰り返し演奏される印象的なフレーズが耳から離れなくなることでしょう。その他全6曲(今回のCDではボーナス入りで7曲)とも邦題「哀愁の南十字星」にふさわしい感動的な名曲ばかりで、プログレ入門編としても最適ですし、もしプログレファンで聴いていない方がいるとするならば、迷うことなく聴くべき、と断言できます。今回の再発では邦題は採用されていないようですが、数あるプログレ名邦題の一つだと思いますね。

マリオ・ミーロの諸作はまだあまりじっくり聴けていないのですが、初CD化となる2ndソロ「Human Games」の印象を少し。全体としてはフュージョン的なサウンドでプログレ色はそれほど強くはないものの、ストリングスとエレキギターのソロが美しい「People Like Us」、オーケストラをバックに切々と歌い上げる「ROSES」など聴きどころも多々あります。注目すべきはセバスチャン・ハーディの1st収録の名作「ROSANNA」の再演でしょうか。元々メロディーの良い曲だけに、フュージョン風アレンジもなかなか。セバスチャン・ハーディのファンならば聴いておいても損はないと思います。

セバスチャン・ハーディは2003年に来日公演も行っており、確かなくなる直前の赤坂ブリッツに観に行った覚えがあります。プログレファンはもとより、伊藤政則氏の布教もあってプログレファン以外にも支持者を獲得しているのではないかと思われましたが、会場は少々さびしかった印象があります。行った者としては、生でセバスチャン・ハーディを聴けただけでも満足だったわけですが。

BELLE ANTIQUE RELEASES 発売元レーベルの新譜告知
mariomillo.com|マリオ・ミロ公式サイト
SEBASTIAN HARDIE|Office Chipmunk

セバスチャン ハーディ来日公演(2003年7月)について


Sebastian Hardie Rosanna