勝手に選ぶプログレ50選、いちお50選びましたが、50枚に一言コメントつけるのも結構大変なのでバラバラと出すことにしました。まずは11位~20位。11位からなのは訳があって、1~10位は完全思い入れ枠なんですねー(かなり極端です)。なので11位~50位を順番に出し、最後に1~10位をやりたいと思います!
・www.ナゴヤハロー(裏) The小ネタ集 私選プログレベスト50!
◆11.GENESIS / SELLING ENGLAND BY THE POUND (1973,UK)
最初に断っておきますと、私の50選に出てくる唯一の英5大バンドの作品です。ジェネシスは侵入から静寂まで(侵入除きハケット在籍期)が好きなんですが、どれか1枚となるとこれです。「After the Ordeal」みたいな小曲まで愛おしい。
◆12.P.F.M. / PHOTOS OF GHOST (1973,ITALY)
日英以外で最初に聴いたプログレ。曲単位はともかくアルバム単位ではキングクリムゾンやイエスをちゃんと聴く以前にこっちを聴いてしまったので印象がそれらを上回ってしまってます。プログレファンから評価の高いイタリア語の1stや2ndよりこっちが好きです。
◆13.CAMEL / THE SNOWGOOSE (1975,UK)
キャメルは何度も来日公演をしているのに、残念ながら一度もライブを見たことがなく、今夏のプログレフェスで招聘説もありましたがどうなんでしょう。白雁前後の作品はどれも名作ですが、1枚ならこれ。
◆14.SAGRADO CORACAO DA TERRA / FLECHA (1987,BRAZIL)
不勉強でサグラドのリーダー、マルクス・ヴィアナがどのくらいプログレの影響を受けているのか知らないですが、南米最強というよりも80年代以降のプログレとして最上級のバンド。全く隙のない完成度という意味で、5大バンドよりこっちが好き。
◆15.KATE BUSH / THE KICK INSIDE (1978,UK)
最新作「50 Words For Snow」含め名作群の数々を生み出しているケイト・ブッシュですが、どれか1枚と言われると結局これになってしまうという驚愕の1st。全曲名曲。ライブ見たい。
◆16.SEBASTIAN HARDIE / FOUR MOMENT (1975,AUSTRALIA)
重厚長大に見せかけて実は誰にもとっても親しみやすいプログレのお手本的な作品。ある意味単調とさえいえる曲の割にはだれからも嫌われないのは、メロディの美しさでしょうかね。たった1回の来日公演、もちろん行きました!
◆17.STEVE HACKETT / VOYAGE OF THE ACOLYTE (1975,UK)
ジェネシスの魅力のかなり多くの部分がハケットの魅力だと信じて疑わないのですが、とはいえソロアルバムの完成度は今一つという印象もしなくもないという微妙な感じですが、ジェネシスよりジェネシスらしいこの1stはジェネシス以上に好きですね。海外アーティストでは、ジョン・ウェットンと並んで最も沢山回数見たアーティストでもあります。
◆18.ANTHONY PHILLIPS / THE GEESE AND THE GHOST (1977,UK)
作品数が多すぎて最近もはやついていけていないですが、PP&Pの一桁台とかと同じく、初期ソロの名作群の中でも秀逸な1枚。
◆19.ENGLAND / GARDEN SHED (1977,UK)
遅れてきたプログレという評価かも知れませんが、もしかするとメタミュージックとしてのプログレのハシリかもしれません。ロックのオリジナリティというよりはお作法としてのプログレの様式美追求型というか。再結成来日公演も行きました。
◆20.FRUUPP / MODERN MASQUARADES (1975,IRELAND)
これは、はっきり言ってB級ですよね。上手くもない。でもなぜか聴き飽きない愛すべき作品。