PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好きです。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌を集めてたり。最近は和モノAORやアイドルもよく聴いてます。twitter: @ProgRockAddict

勝手に選ぶプログレ50選 TOP10

勝手に選んたプログレ50選も、11位~50位に続いて、最後にTOP10です。11位以降も勝手過ぎですが、TOP10はますます勝手度合が極まっていると思います。プログレファンでさえ納得できない、そもそも聴いたことない、というものも含まれているかもしれませんが、私が勝手に選んだだけなのでお許しください!
 
・蝸牛の神託 蝸牛のゴタク 【お楽しみ】勝手に選ぶプログレ30選 前編後編逸脱編
・TenForward Music Blog 勝手に選ぶプログレ50選 西欧編北欧・東欧編アジア・北米・中南米編
・www.ナゴヤハロー(裏) The小ネタ集 私選プログレベスト50!
 

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◆1位 MR.SIRIUS / BARREN DREAM (1987,JAPAN)
フルートの宮武和広とボーカルの永井博子(大木理紗)を中心とするメンバーに、大谷令文、清水義央、難波弘之ら多彩なゲストを迎えて制作されたミスター・シリウス渾身のデビュー作。アンソニー・フィリップスとP.F.M.のいいとこ取りみたいな、素晴らしいシンフォニックロックです。「プログレ」へのオマージュであり、良質なパロディ。プログレ自体がパロディとも言えるのではないかと思うので、その意味での真のプログレ作品。これぞ「プログレ」、私にとってプログレの定義そのものでプログレと同義の作品です。
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◆2位 PAGEANT / 螺鈿幻想 LA MOSAIQUE DE LA REVERIE (1986,JAPAN)
初めて聴いた時の衝撃が今も忘れられない作品。キングクリムゾンもピンクフロイドも初めて聴いたときはこんなに衝撃を受けなかったのに。ジェネシスタイプのバンドとして位置づけられることも多いですが、夢野久作的な日本独特の湿度(大正ロマンと呼ばれたりもしてました)が感じられるオリジナリティの高いバンドです。ギター中嶋一晃、フルート宮武和広、ボーカル永井博子(大木理紗)という奇跡的メンバーによる奇跡的アルバム。私は映像でしか知らないですが、ライブパフォーマンスもレベルが高く、生で見られなかったのが残念です。
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◆3位 VERMILION SANDS / WATER BLUE (1987,JAPAN)
日本にはいそうでいないトラッドやフォーク的要素をもったバンド。フォーク的とは言えフェアポートコンベンションなどとも違うし、初期ルネッサンスやイリュージョンに近いかもしれません。当時2ndアルバムが予定されているというレーベルの告知も見たのですが、残念ながらこれが唯一の作品となってしまいました。「時の灰」「In Your Mind」「Love in the Cage」は涙なしには聴けませんね(「Love in The Cage」はCD化時に追加されたボーナストラック)。今でも繰り返し聴いています。ボーカルの蝋山陽子は故人ですが、ライブも含めてかなりのアーカイブがあるようなので、正式リリースされないかと淡い期待を抱いています。
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◆4位 MR.SIRIUS / INCREDIBLE TOUR (1992,JAPAN)
ミスター・シリウスはライブパフォーマンスも優れたバンドだったのですが(私は生では見てないですが)、それがわかる圧倒的迫力のライブアルバム。漫談MCもばっちり収録されておりまして、当時の雰囲気がよくわかる名盤です。オリジナル曲のライブバージョンももちろん素晴らしいですが、イエスの「Siberian Khatru」のカバーなんて、私は本家のより好きなくらいです。「ウマグマ」「イエスソングス」「USA」「展覧会の絵」といった超メジャープログレライブアルバムに勝るとも劣らぬ、日本が誇る究極のプログレライブアルバムです。
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◆5位 MR.SIRIUS / DIRGE (1990,JAPAN)
TOP5にミスター・シリウスが3枚となりましたが、これも自信をもってお薦めできる作品。一般的にはインディーズの1stより評価が高いかもしれない、メジャー(キング)デビュー作となる2ndアルバムです。1stは多彩なゲストを迎えてプロジェクト的に制作された側面もありますが、しっかりバンド編成となってまして、これも奇跡と呼ばずして、という名盤です。2011年のNHK FM「今日は一日プログレ三昧」でこのアルバムから「Super Joker」がかかった時、日本にこんな名曲が的なツイートを多数見たのですが、プログレを長く聴いている方でもまだこの作品を知らない方が多いのが残念ですね。
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◆6位 ALL ABOUT EVE / SCARLET AND OTHER STORIES (1989,UK)
すばりプログレではないかもしれませんが、プログレファンからも支持されたオール・アバウト・イヴの2ndアルバムにして最高傑作。憂いを帯び、ちょっとハスキーなジュリアンヌ・リーガンのボーカルが本当に美しい。系統的にはニューウェイヴの末裔で、ゴスの元祖的な感じもしなくもないですが、トラッドの影響なんかもあって、そのあたりの「新しい酒を古い革袋に入れる」的ミクスチャー具合が、大成功した稀有の作品です。その後の作品も決して悪くないのですが、本作の出来は突出していると思います。
 

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◆7位 KESTREL / SAME (1975,UK)
プログレというにはポップ過ぎるくらいに実にセンスの良い楽曲満載のアルバム。歌も演奏もうまいし、バカ売れしてヒットチャートをにぎわしていたとしてもなんら不思議のない作品なのですが、実際にはそんなことはなかったようで、残念ながら知る人ぞ知る作品になってしまっているようです。さて、この作品をプログレたらしめているのは、これでもかというくらいに使われているメロトロンの存在が大きいかもしれません。メロトロンの効果的な使い方としてこれを上回る作品はそうないのではないかと思います。
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◆8位 JANE RELF / The Complete Jane Relf Collection 1969-1995 (2008,UK)
オリジナルルネッサンス、イリュージョンのボーカリストのジェーン・レルフのベストアルバム。ジェーン・レルフは、後のルネッサンスのボーカルになったアニー・ハズラムなんかと比べると、声も細いですし明らかにボーカリストとしての力量は劣っているのですが、どっちが好きかといわれると迷わずジェーン・レルフ。イリュージョンのアルバムを選ぼうと思ったのですが、3枚のアルバムが甲乙つけがたいこともありますし、オリジナルルネッサンス時代にシングルの佳曲があったり、それらをまとめて聴けるセットということでちょっと禁じ手っぽいですが企画作品をあえて。
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◆9位 SENSE OF WONDER / AQUAPLANET (1989,JAPAN)
センス・オヴ・ワンダーは回数で言うともっともたくさんライブを見たバンド、難波弘之は山下達郎や竹内まりやとかでの演奏も含めるとライブで数十回は生を見ているというくらい、私の中では身近なアーティストです。「アクアプラネット」は、「売れるプログレ」を目指して作った歌物プログレ「シンフォビートに続くアルバムで、前作同様メロディはキャッチーで歌謡曲のように口ずさんだりもでき、それでいてちゃんとプログレとして楽しめ、SF的味付けも効いた、難波プログレの一つの頂点なんではないかと思ってます。
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◆10位 PEKKA POHJOLA / CHANGING WATERS (1992,FINLAND)
P.F.M.、フォーカスと並んで私がイギリス以外のプログレでかなり早くから聴いていたのがペッカです。たくさんのソロアルバムを出していて、マイク・オールドフィールド的な初期作品も、ジャズロックのバンド時代、ニューエイジ作品、シンフォニックプログレなどれも個性的な作品で好きなのですが、1枚選ぶとなるとシリアスでシンフォニックなこのアルバム。3度の来日公演のうち2度見ることができたのも幸運です。日本公演を収録したライブアルバムも愛聴盤です。
 
 
こうしてみると日本の作品が6枚という地域の偏りもですが、ケストレルとジェーン・レルフ以外の8枚が1986年~1992年までの7年間にリリースされたものという時代の偏りがかなりあります。この期間は私の高校生~大学生時代と一致していて、プログレは聴き始めたばかり、60、70年代の作品をさかのぼって聴きながらも、「新作」がリリースされる現役アーティストの作品を中心に、買えるのはせいぜい月2~3枚でしたから、なおのこと買った作品を熱心に聴いておりましたので、私にとってはある意味必然的な結果なのでした。
 
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