PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

上原ひろみ ザ・トリオ ライブ@赤坂BLITZ

2012年11月14日に開催された、上原ひろみThe Trio Project(ベース:アンソニー・ジャクソン、ドラム:サイモン・フィリップス)の日本ツアー初日公演@赤坂BLITZに行ってきました。

もともと15日の新潟公演から始まるはずだったツアーですが、東京公演(国際フォーラム×2日)が早々にソールドアウトとなり、追加公演として決まったのがこの日。15日以降のホールツアーとは趣を異にするオールスタンディングで、赤坂BLITZは1000人以上の客でごった返していました。

フェスなどでのスタンディングはこれまでもあったようですが、単独ライブでのスタンディングは初めてとのこと。もっとも、フジロックなどロック系のフェスにも出演している上に、もともとがジャズ直系の人というよりは、フランク・ザッパプログレなどロックからの影響も受けている人ですし、メンバー(特にサイモン・フィリップス)もロックでの経験豊富なアーティストなので、演る側観る側とも強い違和感はなかったかもしれません。

それにしてもライブは圧巻の一言。直前の10日まで1か月あまりの欧州ツアーを同じメンバーでやってたわけなので、日本ツアー初日だからといって硬さなどは一切なし。1曲目の「MOVE」からラストの20分におよぶ組曲「ESCAPISM」まで、新作アルバム「MOVE」からの曲を中心に超絶変態難曲の数々を、これでもかというくらいにスリリングかつグルーヴィな演奏で聴かせてくれました。スタンディングということもあってか観客もノリノリ。ロックのライブみたいでした。

私にとっての上原ひろみプログレそのもので、観客にもプログレファンがほかにもいた可能性はありますが、全体としては当然ながらシルバーエレファントやチッタのプログレライブとは客層が違います。こんな超絶変態難曲を楽しく聴ける音楽ファンがたくさんいるのに、現役プログレバンドのトップクラスであるケンソーやアストゥーリアス、KBBがが全国ホールツツアーをする(しかも各地で早々とソールドアウト)ことって考えられないですが、なんでなかなーと不思議に思った次第。

◇メンバー
Anthony Claiborne Jackson(b)

◇セットリスト
1.MOVE
3.Rainmaker
4.Flashbck
5.Margarita!
6.The Tom & Jerry Show
7.Suite Escapism "Reality"
8.Suite Escapism "Fantasy"
9.Suite Escapism "In Between"
EN.Desire

◇ライブレポート

◇公式サイト
Tokyo (Japan) November 14, 2012|Hiromi Photo Blog 旅の思ひ出



上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト - 「MOVE」ライヴ・クリップ