PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

イリュージョンの幻の3rd音源2012リマスター盤「Enchanted Caress」

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イリュージョンの未発売に終わった幻の3rdアルバム用の曲を収録した「Enchanted Caress」が、24bitリマスターで2012年11月15日にリリースされました。キース・レルフの「オール・ザ・フォーリン・エンジェルス」の8cmCDシングルの特典付きです。

発売元のエアー・メイル・レコーディングスの紹介ページにも「クラシカルな雰囲気が強かったアイランド時代のサウンドに加え、10CCやスーパートランプといったブリティッシュ・ポップの要素も見え隠れする」とあるとおり、メロディは親しみやすく(=ポップ)なりプログレ色は後退しているともいえますが、ジェーン・レルフの憂いを帯びたボーカルや、同じくどこか哀愁を感じさせるジョン・ホウクンのピアノやキーボードの音色はそのままで、「Man Who Loved the Trees」は小曲ながら「Isadora」や「Madonna Blue」とも並ぶイリュージョンの代表曲と言ってもよいほど。

もう3、4回目の再発で珍しいものでもないのですが(私は同じのを3枚持ってます…)、1990年にひっそりとCDのみでリリースされたのが最初ということで、存在を知らなかったり、アウトテイク集ということで敬遠されていた方もいらっしゃるかもしれませんが、名盤の1st、2ndに勝るとも劣らぬ名作であると思います。

このCD、アウトテイク集だからか出るたびに毎回ジャケットデザインが変わっていまして、今回は「Out of the Mist」風ですね。個人的には1990年バージョンが好きかも(下の白黒のイラストのものが1990年盤)。

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イリュージョン『エンシャンテッド・カレス』 フライヤーイメージ|Air Mail Record
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