PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ROVO、1曲だけのライブ@代官山UNIT

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日が変わりましたので昨夜になりますが、2013年1月15日、代官山UNITにてものすごいライブを見てまいりました。「ROVO NEW YEAR LIVE "CONDOR 2013" at 代官山UNIT」と題するROVO(ロヴォ)の2013年1発目のライブ。2006年発表のアルバム「CONDOR」(収録曲は組曲「CONDOR」のみ)の新バージョン1曲のみをライブで演奏するという企画とあって、開演前からファンの期待が渦巻いておりました。

ROVOのライブを見るのは8年ぶり3度目ですが、過去2回はいずれも渋谷AXてことで、今回のこのサイズの箱でROVOを堪能できるなんて、幸運。野音なんかでのライブも評価が高いROVOですが、個人的には密閉の方が向いていると思いますし、箱は小さい方がいい。そしてUNITのチョンボだったのかライブ日程を1/14としてチケットを販売してしまったせいか、当日券も出るほどで、会場は比較的ゆったりというこれまた幸運な状況。ステージ前はいざ知らず、後ろの方は少々跳んだり跳ねたりしてもそれほど周りの迷惑にはならない程度の、本当にいい感じの入り具合で、これがこの種のライブにありがちな窮屈なストレスにならなくて、それも今日のライブの好印象につながっていると思います。

さて、「CONDOR」2013年バージョンですが、オリジナルも迫力満点のプログレッシヴ・トランス・ロックの名曲ですが、55分の原曲が新バージョンでは1.5倍くらいの長さに進化。ヘビーなダブルドラムと歌いまくる勝井祐二のエレクトリックヴァイオリンが脳を直接揺さぶってくる感じは快感でさえあります。ジェイミー・ミューア在籍期のキングクリムゾンの狂気のライブ+フリップ&イーノのシーケンシャルで無機的な美しさが同居したような、まさにトランシーな演奏。終盤に近付くと会場はまさに跳んだり跳ねたりのたいへんな状態になっておりました。

1曲限りのライブということでしたが、結局アンコールもありまして、CONDORと対になる曲ということで「PHENIX」が披露されました。これも静かな曲ではありませんが「CONDOR」の余韻に浸りながら、〆にふさわしい選曲だったのではないかと思います。

いや、新年早々すごいもん見せてもらいましたです。今年これ以上のライブ見られるんだろうか??

セットリスト
1.CONDOR
encore
2.PHENIX

山本精一(G)
勝井祐二(Vl)
芳垣安洋(Dr)
岡部洋一(Dr)
原田仁(B)
益子樹(Syn)

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ROVO / CONDOR (Trailer Movie, 2006)