PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

キース・レルフ&ジム・マッカーティの発掘音源「Schizom」

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キース・レルフとジム・マッカーティがオリジナル・ルネッサンスでの活動停止後の1970年9月に映像作品のサウンドトラックとして制作した音源が限定300枚のCD「Schizom」としてリリースされていました。

Keith Relf and Jim McCarty - Schizom

一部の音源はルネッサンスの1stの再発盤「Innocence」や1st&2ndのカップリング「Innocents & Illusion」にもボーナストラックとして収録されていましたが、本作はたっぷり全20曲51分54秒が収録されています。LP時代にはブートレッグとしても出ていなかったもので(たぶん)、イリュージョンの3rd用デモが「Enchanted Caress」として出たのと同じくらいの驚きです(内容の出来は「Enchanted Caress」の方がずっと上ですが)。

キース・レルフ、ジム・マッカーティ以外に、コーラスにジェーン・レルフ、ドラムにペンタングルのジョン・コックス、ピアノ・キーボードにアン・オデルが参加するなど、サントラじゃなくて別にもう1枚作ってくれたら、と思わせるようなメンバー。内容的には、サントラとしての要請があるのかないのか、20曲で50分ですから短い曲が多くて曲の断片の集積のようでもあり、プログレのアルバムとして聴くとやや散漫というか物足りなさも残りはしますが、ただそれでも、ルネッサンスやイリュージョンの哀愁を感じさせる唄ものや、インストのプログレの佳曲なども含まれており、発掘音源としての魅力は十二分です。

「Opening Sequence (Prayer for light)」「Dream Sequence (Walking Away)」が「Innocence」「Innocents & Illusion」にボーナストラックとして収録されていたもの。また、「High Mountain Sequence」として収録されている曲は「All The Falling Angels」の別バージョンです。

Keith Relf and Jim McCarty - Schizom Music from the motion picture 
<収録曲>
Opening Sequence (Prayer for light)
Voice Links
Ski Sequence
High Mountain Sequence
Disco Sequence
Guitar Links
Classical Sequence
Cymbal Effects
Carnival Sequence
Cymbal Effects II
Dream Sequence (Walking Away)
Lower Village
Carnival Sequence II
Cymbal Effects III
Upper Village
The High Mountain Theme
End & Out Sequence (Try Believing)
The High Mountain Theme DemoBonus
End Sequence (Walking Away) DemoBonus
End & Out Sequence (Try Believing ) DemoBonus
<メンバー>
Jim McCarty 
Keith Relf 
Terry Cox: Drums 
Brian Hodges: Bass
John Mark: Guitar 
Ann O’ Dell: Piano / Keyboards
Kay Garner: Vocals 
Jane Relf: Backing Vocals 
Produced by Keith Relf,  Engineer  Martin Rushent