PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

エキシビジョン(ExhiVision)1stアルバムボートラ付で再発

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難波弘之(Kb)、和田アキラ(Gt)、永井敏己(Bs)、長谷川浩二(Dr)というプログレ界でも名を知られたメンバーによるスーパーグループ・エキシビジョンの2004年リリース1stアルバム「ExhiVision」がボーナストラック2曲入り、1800円の廉価版にて2013年6月7日に再発売されました。

これまで長らく入手困難でしたので、当時のライブをボーナストラックとして収録した再発は待ち望まれていたもの(既に持っている私は、いつものように微妙な気分で買い直しましたが)。個人的には2008年のライブを収録した「Beyond The Earthbound」が今のところ最高傑作だと思ってまして、どれか1枚聴くならそれをお勧めするところですが、再発された1stのプレス数もきっとそれほど多くはないでしょうから、なくならないうちに入手しておいた方がいいかもしれません。ちなみにボーナストラックは、2004年5月6日の目黒ブルースアレイでのライブから「Windyne」「Bascule Bridge」の2曲です。

さて、この1stアルバムですが、六本木PIT-INNなどで数多くのミュージシャンとセッションを重ねていたメンバーが2003年にパーマネントなバンドとしてエキシビジョンを結成し、メンバーが持ち寄った書き下ろしオリジナル曲を中心にレコーディングしたもの。難波弘之のソロ「飛行船の上のシンセサイザー弾き」の収録曲でSOWのライブでもお馴染みとなっている「百家争鳴」のカバーが含まれていますが、本家とはまた違う味わいを楽しむことができます。

難波弘之といえば自身の率いるプログレキーボードトリオのSense Of Wonder(SOW)を筆頭にNuovo Immigrato、野獣王国、Vibesなど数多くのプログレ、フュージョン、ジャズロックのプロジェクトに関わっていますが、プログレ観点からはSOWと双璧をなすのがエキシビジョンではないかと思います。難波弘之=SOWで、SOWの日本語歌詞の歌やGS・歌謡曲調のメロディなどが苦手で敬遠しているような方ほど、テクニカルかつパワフルなインストでジャズロック/フュージョンの方に振り切ったこのバンドなら違和感なく聴けるはず(というか度肝を抜かれるのでは)。

和田アキラ文脈でいうと、深町純(Kb)と組んだKEEP、石黒彰(Kb)、菅沼孝三(Dr)とベースはエキシビジョンと同じ永井敏己というメンバー構成のW.I.N.Sなんかいい勝負かもですね。

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exhivision-home.com|公式サイト

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1st収録の「Scent Of Nova」(ただしこの演奏のキーボードは難波弘之ではなく石黒彰)
ExhiVision - Scent Of Nova