PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

ヒプノシス&ロジャー・ディーン特集 THE DIG Presents ロック・カヴァー・アート

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シンコー・ミュージックから「THE DIG Presents ロック・カヴァー・アート」というムックが2013年10月28日に発行されました。第一特集に4月19日に他界した元ヒプノシスのストーム・トーガソン追悼特集「ストーム・トーガソン&ヒプノシスの世界」、第二特集にロジャー・ディーンと、プログレレコードジャケットデザイナー二大巨頭がフィーチャーされています。第三特集はRED、USAの40周年記念盤が出たばかりで、かつ再始動が発表されたばかりのキングクリムゾンです。

トーガソン本人インタビューほか、錚々たるメンバーが登場しておりますが、松任谷正隆のインタビューになかなか面白いことが書いてありました(有名な話だったらごめんなさい)。松任谷由実の「昨晩お会いしましょう」のジャケット決定の経緯について松任谷正隆が語ったところによると、
「(ヒプノシスが示した15枚くらいの作品の中で)最後まで迷ったのは、実際に『昨晩お会いしましょう』に使われたものと、ピンク・フロイドの『時空の舞踏』のジャケットになったものでしたね。だから、もし僕があっちを選んでいたら、『時空の舞踏』のジャケットは違うものになっていたんですよ(笑)」
いやー「昨晩お会いしましょう」と「時空の舞踏」は雰囲気もぜんぜん違う作品で、それぞれジャケットも一体の作品と思われていて、でもなんか決め方が適当だったという…。

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もう一つ面白いのは、音楽業界人が選ぶ「My Favoite 10 Albums」のグラフィックデザイナー早田二郎編。「"はずしても一流"が彼らの強み」と称して、実質ワーストを選んでいるのではないかというひねり具合が最高です。1位はルネッサンスの「四季」でした。確かに。

ちなみに私が個人的にヒプノシスで好きなのは、TREES「ON THE SHORE」(1970)、PINK FROYD「UMMAGUMMA」(1969)、SYD BARRETT「THE MAD CUP LAUGHS」(1969)あたりでしょうかね。

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<CONTENTS> 
◇第1特集 追悼! ヒプノシス&ストーム・トーガンの世界
アート・ギャラリー
ストーム・トーガソン 再録インタヴュー 2000年/2009年
作品解説&手法分析
映像作品紹介
マイ・フェイヴァリット10アルバム
ストーム・トーガソンを偲んで クリス・ロバーツ
ヒプノ座談会 伊藤桂司/古平正義/住吉智恵
証言#1 立川直樹 #2 松任谷正隆 #3 SIX
インタヴュー アラン・パーソンズ 難波弘之 ザ・ヴィカー
◇第2特集 ロジャー・ディーンの世界
アート・ギャラリー
特別寄稿 ロジャー・ディーン――アート・ロックの達人
マイ・フェイヴァリット5アルバム
イエス SACD ボックス 『ハイ・ヴァイヴレーション』検証
ヒプノシス/ストーム・トーガソン/ロジャー・ディーン作品リスト
◇第3特集
キング・クリムゾン『The Road To Red』の全貌
スティーヴン・ウィルソン 緊急インタヴュー
『レッド 40th アニバーサリー・ボックス:The Road To Red』徹底解剖
『レッド』『U.S.A.』2013年ステレオ・ミックスの検証

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