PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

AIDA「アイーダの調べ Echoes of AIDA」 アインソフとダダの合体バンド78年ライブ

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アインソフとダダの合体バンドAIDA(アイーダ)のライブを収録した「アイーダの調べ Echoes of AIDA」が、キングの紙ジャケ再発シリーズの購入者特典として配布されました。
 
1978年7月30日の大阪・心斎橋BAHAMAでのライブを収録したもの。高見博史氏のライナーノーツによると、メンバーの急病で単独公演が難しくなったアインソフをダダがサポートした形。対バンでの共演は珍しくなかったものの、合体バンドとしてはこの日限りとなった貴重な編成によるライブです。
 
AIDA(=AIN SOPH+DADA)はFOUR FRIENDSとも呼ばれていたように、メンバーはアインソフの2人(山本要三、藤川喜久男)とダダの2人(泉陸奥彦、小西健司)の4人。合わせて74分余におよぶ4曲はフリップ&イーノ風なアンビエントなサウンドで、リズム隊がいないのと、全曲インプロヴィゼーションということもあってか、どっちかというとダダ色が強い印象ですが、山本要三のギターと藤川喜久男のキーボードが華と少しの暖かさを添えており、冷徹・無機質なダダとは違う、まさに一夜限りの奇跡のマリアージュになっています。
 
急きょ決まった即興ライブという割には完成度は高く、1978年当時こうしたライブが行われていたことを記録する意味で史料価値も高そうです。かつてマーキー/ベルアンティークからのリリース予定もあったようですが、出なかったのはなぜでしょうかね?これ特典で配るのではなく、正式リリースすべき音源だったような気もします。
 
アイーダ「アイーダの調べ」|残酷!音楽怪獣プログレ(2014/4/29)
DADAとAIDAの特典盤 到着!|行雲流水的くっぞこ(2014/5/6)
 
◇AIDA「アイーダの調べ ECHOES OF AIDA」(2014年4月、規格番号:SSX 267)
収録曲
1.ECHOES OF AIDA Act One
2.ECHOES OF AIDA Act Two 
3.ECHOES OF AIDA Act Three
4.ECHOES OF AIDA Act Four
メンバー
山本要三(G) from AIN SOPH
藤川喜久男(Kb) from AIN SOPH
泉陸奥彦(G,Kb) from DADA
小西健司(Kb) from DADA