PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

「CD化も近く実現するに違いない」伊東ゆかり「ミスティー・アワー」1982年AOR名盤

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伊東ゆかりの1982年の和製AOR、シティポップスの名盤「ミスティー・アワー」。2014年6月に出たコンピレーションアルバム「LIGHT MELLOW 和モノ ビクター編  AVENUE」に本作から「マリコ」が初のCD収録されているのですが、監修者・金澤寿和がライナーノーツで「フル・アルバムのCD化も近く実現するに違いない」と書いています。
 
単なる楽観的予測なのか、本人(または周辺)が関わっていることによる確信なのか定かでないのですが、5月に筒美京平との共演盤「ふたたび愛を」、6月にグリーンジンジャーを従えた「LOVE」が出て、8月に「サン・レモのゆかり」が出るので(いずれも発売元はSHOWBOAT)、案外その次あたり出るのかもしれない、などと思ってしまいます。
 
林哲司プロデュース、竹内まりややEPOらが楽曲を提供し、難波弘之や井上鑑、村上秀一ら一流アーティストがバックを務める名実ともに極上ポップで、名盤との評価も定まっており、ビクターというメジャーレーベルから出ている作品にも拘らず、なぜか一度もCD化されていないのが不思議ですが、今度こそ?でしょうか。
 
捨て曲なしの全曲名曲なのですが、個人的には気になる曲は何曲かあります。竹内まりやが作詞作曲しコーラスでも参加した「恋人たち」。伊東ゆかりから影響を受けているという(そして実際声や歌い方も似ている)竹内まりやがおそらくは伊東ゆかりのイメージを壊さないように作ったのではないかと思われる、正統派バラードで地味ながら佳曲。一足早くコンピCD収録された「マリコ」もメロウなグルーヴを感じさせる代表曲だし、胸熱な「再会レストラン」も良いです。個人的に一番好きなのはA面最後の「SAYONARA」で、荒井由実「翳りゆく部屋」や竹内まりや「マンハッタン・キス」に匹敵する級の超絶名曲です。
 
伊東 ゆかり_MISTY HOUR (Part 2)|Music Avenue(2006/9/10)
Misty Hour / 伊東 ゆかり|At The Living Room Reloaded(2013/7/13)
 
SHOWBOATの伊東ゆかり再発シリーズ 
サン・レモのゆかり(2014/8/25発売予定)
LOVE(2014/6/25発売)
ふたたび愛を(2014/5/20発売)