アコーディオン&女性ボーカルがフロントのタイカ(Taika)と古楽プログレバンド、マーガレット・マギー(Margret Maggie)が2014年8月8日、吉祥寺シルバーエレファントでライブを行いました。
後半出演のtaikaのライブレポートです(前半出演のMargaret Maggieのライブレポートはこちら)。
taikaは元ASHADAの妙が作詞作曲を手掛け、ボーカル&アコーディオンでフロントを務めるバンド。ASHADAが2006年にMUSEAから出したアルバム「circulation」がザバダックやキルシェ的という評価もあって注目しており、Taikaが2012年にやはりMUSEAから出した2nd「pulsate」もリリース時に聴いていました。アルバムを聴く限りだと、楽曲やアレンジ、個々の演奏は悪くはないものの、各パートごと丁寧に録って合わせましたというような、バンドとしてのグルーヴなどがあまり前面に出ない印象でしたので、ライブでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしていました。
実際ライブを見るとむしろ良い方に予想を裏切られ、特にインスト部分の迫力など、むしろライブでこそ本領を発揮するタイプのバンドなのではないかと思ったほどです。メンバーもいまは世界的バンドとなったKBBのDani(ASHADAにも参加していた)然り、ピアノの高橋在也、ドラムの谷本朋翼と経験豊富な巧者達が支えているわけですから、これでライブがつまらないはずがありません。ボーカルがさすがに上野洋子やみとせのりこあたりとは比較し難く、その辺で好みが分かれるところではありますが、それだけで聴かず嫌いはもったいないくらいにライブバンドとして完成されていると思いました。
既にレコーディングを終えているという新作からの曲も披露され、アンコール含めて8曲を演奏して1時間あまりのライブは終了しました。間もなくリリースされる新作を携えてのライブにも期待が高まりますね。
<セットリスト>
1.Alive
2.星食
3.水底の世界2(仮)
4.赤い月(仮)(新曲)
5.Deep into the drowse
6.Immortal Fate
7.渡り鳥
8(En).meteor
妙(Vo.accordion)
Dani(B)from KBB
高橋在也(Pf)
谷本朋翼(Dr)