ツインテルミンのプログレバンド、andmo'(アンドモ)のライブが2014年9月26日、高円寺のイベントスペース円盤にて行われました。対バンは合唱プログレ・フォーク(?)バンド、ペガサスです。
andomo'は児嶋佐織と菊池誠のテルミン奏者2人からなるプログレバンドで、2013年に出た1stアルバム「Unidentified Mystic Aether」を最近聴いてからすっかり気に入ってしまい、ライブの機会を待っていたところでした。
今回のライブでは電圧が安定しないとのことでアンプの出力が低下してしまい、正直迫力不足の面もありましたが(ギターも最初は良かったが、後半はペンペンペンてな弱い感じだった)、7拍子の行進曲があったり、11拍子の手拍子が客に強制されたり、アーバンでアダルトでモダンなトーク(笑)も含めて面白かったです。
テルミンの生演奏を見たのは初めてなのですが、ステージ栄えする楽器ですね。しかもツインテルミン。今回の会場はライブハウスやコンサートホールではないのですが、ちゃんとライティングしたりすれば尚のこと、音だけでなくパフォーマンスを楽しめるステージになることでしょう。
イロモノ的な部分も含めずっと底堅い人気のある楽器ですが、テルミンの名曲とかあるかって言われると困る部分もあったり、アナログシンセが大好きなプログレでも主役級で活用されている例はなさそうで(タンジェリンドリームが最近のライブで使ったりしているもよう)、andmo'のように添え物でもイロモノでもなくテルミンが中心に活躍する(しかもツイン!)プログレっていいですね。
ペガサスの方もなかなか。フォーキーでサイケデリックな歌モノで、ボーカル兼ギター×2名のデュオのようですが、今日はドラム、ベース(コーラスも)、女性ボーカルを加えた5人編成。童謡のような歌詞、独特の間がある楽曲と演奏がなんともいえない味わい。ライブは時折やっているようなので機会があればまた聴いてみたいと思います。
会場となった円盤もCDや古本、雑貨などを販売する不思議なお店で、ライブを行う際は20人ほどを収容するライブハウスに早変わりします。
円盤 公式
B.Rex (8 Sept. 2014, at Namba Bears)