PROGRESSIVE ROCK ADDICT

英伊のみならず西北東欧・南北中米・アジア各国のプログレを愛聴。日本のも好き。目白や新宿、吉祥寺、川崎、関内にしばしば出没。 昔の音楽雑誌集めも。CITY POPやアイドルもよく聴いてます。音楽のことはよくわからないので、名盤とか名演とか言ってる場合、単に好きってことです。twitter: @ProgRockAddict

エレアス2nd「Elementals」リリース記念ライブ@吉祥寺

イメージ 1
エレクトリック・アストゥーリアスの3年ぶりとなる2ndアルバム「Elementals」のリリース記念ワンマンライブが2014年12月6日に吉祥寺Club SEATAにて開催されました。
 
新作リリースとは言っても、多くの曲はこれまでのライブで演奏しながら少しずつ完成度を高めてきたものなので、新曲が次々披露されるという感じではなく、ここ最近のライブでお馴染みの曲が多いわけですが、見所はたっぷり。新作のハイライト、約30分にもおよぶ組曲「Elementals」の通し演奏ほか新作収録の全曲を披露。そして定番中の定番「The Lancer」「聲無キ涙」、ゲストコーナーや完全新曲「嵐が丘」初公開などを織り交ぜた飽きさせない構成で、最後を「Double Helix」で締めるという完璧な展開でした。アンコールで再びゲストを迎えての1曲演奏のあとはお約束の「Distance」。プログレ界現役最強ライブバンドとしての真骨頂だったと言えるでしょう。
 
ゲストコーナーに登場したのは元ザバダックの上野洋子。前半に3曲と、アンコールにも再登場して1曲を演奏しました。音楽業界に入って間もない大山曜が最初に関わったレコーディングがザバダックの1stだったそうで、上野洋子との縁はそれ以来とのこと。アストゥーリアスの初期作品にもボーカルやコーラスで参加した上野洋子はその美声で作品にぬくもりを与え、作品をより人間味あるものとするのに貢献しています。エレクトリックのアストゥーリアスとの相性自体は正直特別良いとも思えませんでしたが、大山曜がいとうかなこに提供した「Papiliones」や3rd収録の「O Tempo Passa」に、マイク・オールドフィールドのカバー「To France」も披露し、いつもと違うアストゥーリアスを見ることが出来ましたし、個人的に好きなアーティストの一人ということで、生で見ることができてよかったです。
 
もちろん新作アルバム「Elementals」は12月17日の正式発売前に会場で先行発売。開演前には長い列ができ、まさに飛ぶように売れていました。次回作として、エレアスの2013年のRosFest出演時に収録したライブ映像をDVDとして2015年に出す計画が発表され、また、マルチの方のアストゥーリアスは2015年中リリース目標で「樹霊」の続編となる新作の制作開始も発表されました。世界も注目する日本プログレ現役最強バンド、アストゥーリアスの活動から来年も目が離せませんね。
 
◇セットリスト
1.Deadlock Triangle
2.時を支配する人々
3.The Lancer
4.Tangram Paradox
5.聲無キ涙
6.Papiliones
7.O Tempo Pasa
8.流氷(アコーディオンVer.)
-休憩-
9.Honeycomb Structure
10.嵐が丘(新曲)
11.組曲「エレメンタル」
   ウンディーネ 
   サラマンダー
   シルフィード 
   グノーム
12.Double Helix
-En-
13.To France(Mike Oldfield カバー)
14.Distance
 
ゲスト:上野洋子(Vo、Acc) 6,7,8,13
 
◇エレクトリック・アストゥーリアス・2ndアルバム発売記念ワンマンライブ
日時:12/6(土)18:00開演
会場:吉祥寺Club SEATA http://seata.jp/
出演:エレクトリック・アストゥーリアス
 平田聡(G)、テイセナ(Vl)、川越好博(Kb)、田辺清貴(Dr)、大山曜(B)
 ゲスト:上野洋子(Vo,Acc)
 
 
エレクトリック・アストゥーリアス 公式Facebook
大山曜 FacebookTwitter
 
 


時を支配する人々 Time Traveler / Electric Asturias