モローは日本でも画集が多数出版されていますし、一部の作品は日本の美術館でも所蔵していますから、作品に触れる機会そのものは比較的多い画家ではあります。大規模なモロー展も数年に一回くらいはやっているような気がしますが、今回もまたパリのモロー美術館所蔵の多くの作品を一気に見ることの出来る機会ということで、足を運んでまいりました。モローは神話や聖書をテーマにした作品を多く描いていますが、ひとつのテーマを素描や水彩なども含めて繰り返し描いていて、それぞれの違いを見比べたりするのも楽しみの一つかと思います。
今回は時間があまりなかったので、急ぎ足でざっと見て廻っただけでしたが、実は今回の展示では水彩・素描の展示が途中で入れ替わりますので、いずれにしてももう一度行くことになります。油彩などはそのとき改めてじっくり見たいと思います。
<スケジュール>
【前期】8月 9日(火)~ 9月11日(日) 168点出品
【後期】9月13日(火)~10月23日(日) 160点出品
※9月12日(月)は展示替えのため休館。
【前期】8月 9日(火)~ 9月11日(日) 168点出品
【後期】9月13日(火)~10月23日(日) 160点出品
※9月12日(月)は展示替えのため休館。
プログレ的に言いますと、モロー「レダと白鳥」をアルバムジャケットに採用し、モローに捧げた作品を発表した夢幻がすぐに思い浮かびます。ボーカルを除いてすばらしい作品なので、ぜひボーカル再録の上再発売してほしいものです。