2023年の極私的音楽メモ。
last.fmはデータロストがとても多いのであまり信用できないのですが、再生数を見るとアーティスト別、アルバム別ともライブ絡みが多いですね。上原ひろみ、梶浦由記、山下達郎など複数回ライブに行ったアーティストや初のアルバム全曲再現のmongol (ライブではgilgit)など。
そうした中アーティスト別で特筆すべきは、ライブ関係ないMotorpsycho。89年結成のノルウェーのベテランバンドらしいですが、私は22年作「Ancient Astronauts」を今年になって初めて聴いて気に入り、旧作も含めてずいぶん聴きました。全般的にサイケデリックでもありポストロック的でもあり、特に「Ancient Astronauts」はプログレ色も強いと思います。浜田麻里のインタビュー読むために買ったBurrn!になぜか半年以上前の作品のレビューが出ていて出会ったというのも運命的かも。今年も新作出しましたし多作なのでゆっくり追いつこうと思います。
アルバム別では、2023年作の中では再生数でも上位の上原ひろみ「Sonicwonderland」、FictionJunction「PARADE」は今年を代表する作品。そして再生数で上位にないですが(たぶん特定期間のデータをロストしている)、u-full「観星塔」は今年のベストに推したい。11月には念願だったバンドのライブも初めて観ることができて嬉しいです。u-fullは21年「Ship's Log」、22年「Hearken to the Wind」の完成度も高く、いまとても良い時期なのかもしれません。そのほかMoonridersの異色作「Happenings Nine Months Time Ago in June 2022」、パレスチナ出身のピアニストFaraj Suleiman(ファラジュ・スレイマン)「As much as it takes」などもよく聴きました。
曲単位ではアイナ・ジ・エンド「アイコトバ」が良かった。アイナ・ジ・エンドも出身グループのBiSHもぜんぜん知りませんでしたが、アニメ「薬屋のひとりごと」のエンディング曲に採用されたこの曲がとても印象的でお気に入りです。
アーティスト別再生曲数
1.上原ひろみ
2.梶浦由記
3.山下達郎
4.Brigit.St.John
5.Mongol
6.Motorpsycho
7. White Shoes & The Couples Company
8.Pink Floyd
9.団地の宮
10.ヒカシュー
アルバム別再生曲数
1.Sonicwonderland (feat. Sonicwonder) / 上原ひろみ
2.Doppler 444 / Mongol
3.Thank You For… / Bridget St. John
4.PARADE / FictionJunction
5.Topstar Collection / White Shoes & The Couples Company
6.丁重なおもてなし / ヒカシュー
7.ゆうやみずかん / 団地ノ宮
8.30th Anniversary Early BEST Collection for Soundtrack / 梶浦由記
9.Songs for the Gentle Man / Bridget St. John
10.flow / 冬にわかれて
ライブは70回ほど行きましたが、前述のu-fullのバンドライブ、gilgitのmongol「doppler 444」再現ライブ、3回観た上原ひろみ(新バンドも良かったけどブルーノートのソロが一番やりたい放題でした)、近年のツアー中セットリストがベストで2回観ることができた山下達郎、Bridget St. Johnとの共演もソロも良かった青葉市子あたりがとくに印象的でした。お祭り系では、不思議ロックフェス、横浜関内のプログレのテーマパークRoundaboutの10周年記念プログレフェスや梶浦由記の30周年記念フェスなど楽しいイベントでしたね。梶浦由記は正直Kalafinaくらいしか聴いて来なかったので、ファンクラブにも入ったことだしsee-sawや千葉紗子ほかアニソンなどの歌物、膨大なサントラなど深掘りして行きたいと思います。