KENSOのアルバム10作品が2023年3月15日から全世界配信開始されました。これを記念して清水義央がキングレコードのウェブサイトKING RECORDS TODAYにて「プログレを聴こう~KENSO探求紀行~」を連載していました。10作品に関するエピソードを記したセルフライナーノーツ全10回の連載でしたが、まとめページ的なものがなさげでしたのでリンク集を作ってみました。
「Candytree Garden Vol.3」では、当然玲里の曲を中心に演奏することになるでしょうが、父娘のライブではカバーも多数演奏されているので、そちらにも期待したいところ。最近のライブで定番のSense of Wonderの隠れた名曲「シルバーグレイの街」は当確でしょうか?父娘デュオで演ったことがあるかどうか知りませんが、玲里の別のライブではキングクリムゾンの「21st Century Schizoid Man」やAC/DCの「Highway to Hell」を歌ったりと多芸な様子。王道メジャー曲ではなく地味目なブリティッシュプログレで攻めてくるかもしれません。あるいは「プログレ居酒屋」という敬称を頑なに拒むマスター(笑)に忖度してプログレ以外だと例えば山下達郎あたりもありでしょうか?これまで「夏への扉」や「パレード」なんかを取り上げてますが、季節柄「クリスマス・イヴ」とか。
「ROUNDABOUT 10th Anniversary Live Candytree Garden Vol.3」は、玲里with難波弘之以外にも日本を代表する現役プログレバンド金属恵比須/ACB(K)/KADATH/Akiko's Cosmo Spaceの豪華ラインナップ。このプログレ居酒屋によるプログレファンのためのプログレイベント、見逃す手はない!!!
ライブは、リアルの会場は4回(MISIA@Billboard Live YOKOHAMA、Paris Match@Billboard Live TOKYO、原始神母@名古屋 Electric Lady Land、TRINUS@大塚GRECO)しか行けませんでした。一方配信ライブで印象に残るものも多くあり、特に秋葉原グッドマンでのライブはキャスティングもパフォーマンスも配信技術も最上でしたね。アシッドマザーズ、高円寺百景、サンヘドリンなど本当に素晴らしいライブでした。原美術館の青葉市子のライブも良かったです。もっともこれは事前収録で期間限定アーカイブ視聴可でしたので、有料オンデマンド的な感じでしたけども、その辺りも含めてエンタメビジネスのチャレンジの一つだったのでしょう。
1984年4月23日~5月6日の番組表を掲載しているFM fan 1984年 No.10には、ロバート・フリップのインタビューに加えて20ページ近いプログレ特集が掲載されています。特集は、北村昌士による評論「再検討! Progressive "ART" Rock その起源と終息と…」、英国主要バンドのファミリーツリー、プログレ10大バンド紹介(5大+ゴング、マイク・オールドフィールド、ムーディ・ブルース、ロキシー・ミュージック、ソフト・マシーン)、ディスクガイド50選、「プログレ・ヒットチャート・ストーリー1967~1983」で構成。
ディスクガイドとしては、「Best Of Progressive Albums 50」として、英プログレの50作品を掲載。5大バンドの代表作以外では、ソロ作品やカンタベリー系多めな印象。ブライアン・イーノ、デビッド・ボウイやロキシー・ミュージックなどの境界領域の作品も。元ベルベットアンダーグラウンドのニコのソロ「ジ・エンド」は、プログレ関連作としてはノーマークで聴いたことなかったので、聴いてみようと思いました。