英国の女性フォークシンガー、キャサリン・ハウ(Catherine Howe)が1971年に発表した1stアルバム「WHAT A BEAUTIFUL PLACE」がついにリマスター+ボーナストラック付きでCD化されました。高い評価を受けながらこれまでCD化されず、オリジナル盤LPは6桁(10万円)は下らないとされていた、超レア盤のようです。私の場合は2390円の再発CDを買っただけなのに、マニアの悲しさで「あのレア盤がついに」みたいな無駄な付加価値で作品の内容に関する評価まで上げてる気がしなくもないですが、シンフォニックなアレンジ、それにぴったり合った少し湿った感じのボーカルによる、噂にたがわぬ名曲そろいで、地味ながらも味のあるいい作品であることは間違いありません。ボーナストラックの未発表曲「In the Hot Summer」は、単なるオマケ以上のとても素晴らしい曲です(この曲が一番好きかも)。
なお、ジャケットは、オリジナル盤と同じものが採用されていますが、ここに掲載した画像は紙の外箱(?)のものです。
2006年の新作「Princelet Street」は、ずっと洗練されたコンテンポラリーなボーカルアルバムで、こちらも結構気に入っています。
ちなみに今回の再発レーベルはアメリカのNumero。レアフォークのコンピ「WAYFARING STRANGERS LADIES FROM THE CANYON」をリリースしたところ。注目レーベルですね。